「真理の探究、創造」の授業が「すごい発明家の伝記」で終わってしまう、という失敗はよくあります。この記事では、そのつまずきを手がかりに、お話の流れと授業のゴール、問いの立て方を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『全ての人に安心、安全な水を』(中学1年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:発明家の小田兼利さんは、震災で水を求める長い列を見て、納豆のネバネバ成分をヒントに水質浄化剤を開発します。日本では売れずに苦しみますが、開発途上国で実演を重ね、現地の人が運営できる事業に育てます。
- ねらい:探究=すごい人の発明 → 失敗しても真実を確かめ創り続ける心。思い込みを捨てて確かめ続けることが、新しいものを生む
- おすすめの発問:うまくいかなかった日々は、小田さんに何をくれた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
全ての人に安心、安全な水をのあらすじ(どんなお話?)

発明家の小田兼利さんは、震災で水を求める長い列を見て、納豆のネバネバ成分をヒントに水質浄化剤を開発します。日本では売れずに苦しみますが、開発途上国で実演を重ね、現地の人が運営できる事業に育てます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「発明はすごい人がするもの」という見方です。授業の後は、何度失敗しても事実に向き合い、確かめながら創り続ける心が探究だと気づき、自分の学びに引き寄せることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

成功の場面を中心に聞くと、遠い偉人の話で終わりがちです。失敗の場面に光を当てると、事実を確かめ続ける姿勢が見え、生徒の勉強や部活ともつながります。
4コマで見る「理科の実験」

うまくいかないとき、答えに飛びつきたくなるものです。「なぜだろう」と確かめ直すと、失敗は探究の入り口に変わります。
板書計画は3つのエリア

左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。震災から事業まで、失敗と工夫の連鎖を整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「全ての人に安心、安全な水を」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 偉人の伝記で終わらせない
- 失敗の日々がくれたものを問う
- 探究は確かめながら創り続ける心
『全ての人に安心、安全な水を』のよくある質問
Q. 『全ての人に安心、安全な水を』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『全ての人に安心、安全な水を』のあらすじは?
A. 発明家の小田兼利さんは、震災で水を求める長い列を見て、納豆のネバネバ成分をヒントに水質浄化剤を開発します。日本では売れずに苦しみますが、開発途上国で実演を重ね、現地の人が運営できる事業に育てます。
Q. 『全ての人に安心、安全な水を』の授業のねらいは?
A. 探究=すごい人の発明という考えから、失敗しても真実を確かめ創り続ける心という考えへ深めることです。授業の前は「発明はすごい人がするもの」という見方です。授業の後は、何度失敗しても事実に向き合い、確かめながら創り続ける心が探究だと気づき、自分の学びに引き寄せることがゴールです。
Q. 『全ての人に安心、安全な水を』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「うまくいかなかった日々は、小田さんに何をくれた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。成功の場面を中心に聞くと、遠い偉人の話で終わりがちです。失敗の場面に光を当てると、事実を確かめ続ける姿勢が見え、生徒の勉強や部活ともつながります。
Q. 『全ての人に安心、安全な水を』の板書計画は?
A. 左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。震災から事業まで、失敗と工夫の連鎖を整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












