公平の授業が「差別はいけない」という一般論で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし記録が平凡だったら」と考える切り口から、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『公平とは何だろう』(中学1年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:パラリンピックの走り幅跳びで活躍した義足の選手は、健常者に匹敵する記録を出します。ところが記録が伸びるにつれ、称賛は「義足が有利では」という疑いに変わり、選手はオリンピックへの道を断念します。
- ねらい:公平=みんなを同じにあつかう → 公平は立場で変わるだから見極め続ける。自分の中の先入観を疑い、物事の是非を見極めようとし続ける
- おすすめの発問:もし選手の記録が平凡なら、疑いは出ただろうか?
- 板書:左「公平とは?」・中央「二つの見方」・右「一人ひとりの考え」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
公平とは何だろうのあらすじ(どんなお話?)

パラリンピックの走り幅跳びで活躍した義足の選手は、健常者に匹敵する記録を出します。ところが記録が伸びるにつれ、称賛は「義足が有利では」という疑いに変わり、選手はオリンピックへの道を断念します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「同じにあつかえば公平」という見方です。授業の後は、公平さは立場によって見え方が変わり、自分の先入観を疑いながら是非を見極め続ける姿勢が大切だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

選手の気持ちを追うと、同情や一般論で終わりがちです。「もし記録が平凡だったら」と考えると、議論の底にあった先入観が見え、公平の判断のむずかしさに向き合えます。
4コマで見る「体育のハンデ」

「同じにすれば公平」は、わかりやすい考え方です。相手の事情を知ると、その「同じ」が見落としていたものに気づき、公平の見方が広がります。
板書計画は3つのエリア

左に「公平とは?」と生徒の感じた不公平、中央に義足の選手をめぐる二つの見方、右に一人ひとりの考えを残します。結論を一つにしない板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「公平とは何だろう」【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「差別はだめ」の一般論で終わらせない
- 「もし記録が平凡なら」と考える
- 先入観を疑い、公平を見極め続ける
『公平とは何だろう』のよくある質問
Q. 『公平とは何だろう』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『公平とは何だろう』のあらすじは?
A. パラリンピックの走り幅跳びで活躍した義足の選手は、健常者に匹敵する記録を出します。ところが記録が伸びるにつれ、称賛は「義足が有利では」という疑いに変わり、選手はオリンピックへの道を断念します。
Q. 『公平とは何だろう』の授業のねらいは?
A. 公平=みんなを同じにあつかうという考えから、公平は立場で変わるだから見極め続けるという考えへ深めることです。授業の前は「同じにあつかえば公平」という見方です。授業の後は、公平さは立場によって見え方が変わり、自分の先入観を疑いながら是非を見極め続ける姿勢が大切だと気づくことがゴールです。
Q. 『公平とは何だろう』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし選手の記録が平凡なら、疑いは出ただろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。選手の気持ちを追うと、同情や一般論で終わりがちです。「もし記録が平凡だったら」と考えると、議論の底にあった先入観が見え、公平の判断のむずかしさに向き合えます。
Q. 『公平とは何だろう』の板書計画は?
A. 左に「公平とは?」と生徒の感じた不公平、中央に義足の選手をめぐる二つの見方、右に一人ひとりの考えを残します。結論を一つにしない板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












