自然愛護の授業が「自然を守ろう」というきれいごとで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、よくある失敗から考える切り口で、東さんの歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『上勝から世界を変える』(中学2年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:東輝実さんは、自然豊かな上勝町で、台風のこわさや命が土にかえる循環を感じて育ちます。町は日本初のゼロ・ウェイストを宣言しています。母の思いを継いで町に戻った東さんは、ごみを出さないカフェを始め、悩みながら自然とのつながりを考えます。
- ねらい:自然愛護=よいことだから守る → 生活を見つめ直し共に生きる努力。人間は自然に生かされる一員。守るには暮らしを見つめ直し続ける
- おすすめの発問:「自然を守ろう」が、口だけになるのはなぜ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
上勝から世界を変えるのあらすじ(どんなお話?)

東輝実さんは、自然豊かな上勝町で、台風のこわさや命が土にかえる循環を感じて育ちます。町は日本初のゼロ・ウェイストを宣言しています。母の思いを継いで町に戻った東さんは、ごみを出さないカフェを始め、悩みながら自然とのつながりを考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然を守るのはよいこと」という建前の考えです。授業の後は、自然に生かされている自分に気づき、自分の生活を見つめ直して共に生きようとし続けることが自然愛護だととらえ直すのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「分別はえらい」「ごみを減らそう」というきれいごとで終わりがちです。「自然を守ろう」が口だけになるわけを問うと、自然愛護を自分の暮らしと生き方の問題として考え直せます。
4コマで見る「エコと言いつつ」

「環境は大事」と言いながら、暮らしは変わらない。よくある姿です。自分の生活を見つめ直したときに初めて、自然を守ることが自分ごとになります。
板書計画は3つのエリア

左に「自然を守るのはよいこと」という今の考え、中央に人間の勝手ではと悩みながらも東さんが取り組みを続ける理由を問う中心発問、右に自然愛護のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「上勝から世界を変える」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「自然を守ろう」が口だけになる失敗から
- 東さん自身の「人間の勝手では」という問い
- 自分の暮らしを見つめ直し、共に生きる
『上勝から世界を変える』のよくある質問
Q. 『上勝から世界を変える』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『上勝から世界を変える』のあらすじは?
A. 東輝実さんは、自然豊かな上勝町で、台風のこわさや命が土にかえる循環を感じて育ちます。町は日本初のゼロ・ウェイストを宣言しています。母の思いを継いで町に戻った東さんは、ごみを出さないカフェを始め、悩みながら自然とのつながりを考えます。
Q. 『上勝から世界を変える』の授業のねらいは?
A. 自然愛護=よいことだから守るという考えから、生活を見つめ直し共に生きる努力という考えへ深めることです。授業の前は「自然を守るのはよいこと」という建前の考えです。授業の後は、自然に生かされている自分に気づき、自分の生活を見つめ直して共に生きようとし続けることが自然愛護だととらえ直すのがゴールです。
Q. 『上勝から世界を変える』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「自然を守ろう」が、口だけになるのはなぜ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「分別はえらい」「ごみを減らそう」というきれいごとで終わりがちです。「自然を守ろう」が口だけになるわけを問うと、自然愛護を自分の暮らしと生き方の問題として考え直せます。
Q. 『上勝から世界を変える』の板書計画は?
A. 左に「自然を守るのはよいこと」という今の考え、中央に人間の勝手ではと悩みながらも東さんが取り組みを続ける理由を問う中心発問、右に自然愛護のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












