自然愛護の授業が「自然を守ろう」のきれいごとで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、道路への賛成・反対の意見をくらべる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ぼくらの村の未来』(中学1年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:ヒスイオオダケの群生地があるオオダケ村で、新しい道路を作るかで意見が分かれます。松本さんは自然の価値を、井上さんや加藤さんは暮らしの不便さや村の衰退への不安を語ります。岩谷のおじいちゃんの問いに、司会のコジマくんは悩み始めます。
- ねらい:自然愛護=便利さを我慢すること → 自然と共生し未来の村に何を手渡すか。目先の便利さだけでなく、十年後・百年後に手渡すものを考える
- おすすめの発問:松本さんと井上さん、守りたいものは同じ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ぼくらの村の未来のあらすじ(どんなお話?)

ヒスイオオダケの群生地があるオオダケ村で、新しい道路を作るかで意見が分かれます。松本さんは自然の価値を、井上さんや加藤さんは暮らしの不便さや村の衰退への不安を語ります。岩谷のおじいちゃんの問いに、司会のコジマくんは悩み始めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然を守る=便利さを我慢する」という見方です。授業の後は、両方の立場の切実さをふまえたうえで、自然と共生するために大切なことを自分の言葉で語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一人ずつ気持ちを聞くと、どちらが正しいかの判定になりがちです。二つの立場をくらべて守りたいものを問うと、対立の奥の共通の願いが見え、共生を考える土台ができます。
4コマで見る「学校の木」

便利さと自然は、身近な場面でもぶつかります。両方の理由をくらべると、どちらかを切り捨てない道を一緒に探せるようになります。
板書計画は3つのエリア

左に便利さと自然についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した共生の考えを書きます。賛成・反対の主張を対比させる板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「ぼくらの村の未来」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「自然を守ろう」のきれいごとで終わらせない
- 賛成と反対の守りたいものをくらべる
- 共生は未来に何を手渡すかを考えること
『ぼくらの村の未来』のよくある質問
Q. 『ぼくらの村の未来』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『ぼくらの村の未来』のあらすじは?
A. ヒスイオオダケの群生地があるオオダケ村で、新しい道路を作るかで意見が分かれます。松本さんは自然の価値を、井上さんや加藤さんは暮らしの不便さや村の衰退への不安を語ります。岩谷のおじいちゃんの問いに、司会のコジマくんは悩み始めます。
Q. 『ぼくらの村の未来』の授業のねらいは?
A. 自然愛護=便利さを我慢することという考えから、自然と共生し未来の村に何を手渡すかという考えへ深めることです。授業の前は「自然を守る=便利さを我慢する」という見方です。授業の後は、両方の立場の切実さをふまえたうえで、自然と共生するために大切なことを自分の言葉で語れることがゴールです。
Q. 『ぼくらの村の未来』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「松本さんと井上さん、守りたいものは同じ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一人ずつ気持ちを聞くと、どちらが正しいかの判定になりがちです。二つの立場をくらべて守りたいものを問うと、対立の奥の共通の願いが見え、共生を考える土台ができます。
Q. 『ぼくらの村の未来』の板書計画は?
A. 左に便利さと自然についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した共生の考えを書きます。賛成・反対の主張を対比させる板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












