自然愛護の授業が「春の花をたくさん見つけたね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなお父さんの一言に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『春が いっぱい』(小学2年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:のんちゃんは、お父さんと川の土手へさんぽに出かけ、タンポポを次々に見つけます。お父さんは、花も春が来てよろこんでいるみたいだと話し、ナズナも教えてくれます。のんちゃんは春の光や風を体ぜんぶで受け止め、心まで春でいっぱいになります。
- ねらい:自然愛護=花を見つけること → 生き物も自分と同じに生きている。生き物も春をよろこんでいると感じたとき、やさしくしたい心が生まれる
- おすすめの発問:お父さんの一言で、のんちゃんの見え方はどう変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
春が いっぱいのあらすじ(どんなお話?)

のんちゃんは、お父さんと川の土手へさんぽに出かけ、タンポポを次々に見つけます。お父さんは、花も春が来てよろこんでいるみたいだと話し、ナズナも教えてくれます。のんちゃんは春の光や風を体ぜんぶで受け止め、心まで春でいっぱいになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、春の花を見つけて数えることが自然とのふれ合いだと考えがちです。授業の後は、生き物も自分と同じように生きていると感じ、やさしい心で接したいと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、春の花を見つけた楽しさで止まりがちです。お父さんの一言に目を向けると、花をけしきではなく生き物として見る見方に、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「花だんの虫」

虫や草花は、ついけしきやじゃまものに見えてしまいます。でも、自分と同じように生きていると感じると、やさしくしたくなります。お話のお父さんの一言を、教室の花だんに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのかかわり方をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。のんちゃんが見つけたものの並べ方など、くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『春が いっぱい』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- お父さんの一言が、自然の見方を変える
- 花も虫も、春をよろこぶ生き物
- 体ぜんぶで感じると、心もゆたかになる
『春が いっぱい』のよくある質問
Q. 『春が いっぱい』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『春が いっぱい』のあらすじは?
A. のんちゃんは、お父さんと川の土手へさんぽに出かけ、タンポポを次々に見つけます。お父さんは、花も春が来てよろこんでいるみたいだと話し、ナズナも教えてくれます。のんちゃんは春の光や風を体ぜんぶで受け止め、心まで春でいっぱいになります。
Q. 『春が いっぱい』の授業のねらいは?
A. 自然愛護=花を見つけることという考えから、生き物も自分と同じに生きているという考えへ深めることです。授業の前は、春の花を見つけて数えることが自然とのふれ合いだと考えがちです。授業の後は、生き物も自分と同じように生きていると感じ、やさしい心で接したいと思えることがゴールです。
Q. 『春が いっぱい』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「お父さんの一言で、のんちゃんの見え方はどう変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、春の花を見つけた楽しさで止まりがちです。お父さんの一言に目を向けると、花をけしきではなく生き物として見る見方に、子どもが気づきはじめます。
Q. 『春が いっぱい』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのかかわり方をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。のんちゃんが見つけたものの並べ方など、くわしい板書はnoteで紹介しています。












