個性の伸長の授業が「だれにでもよいところはある」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「たからもの」を読み解く切り口で、お話と授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『たからもの』(小学5年・道徳/個性の伸長)
- あらすじ:五年生の「わたし」(りえ)は、算数がわからず、じまんできる特技もないと感じて、もやもやしています。お母さんは、一年生から毎日日記をつけてきたねばり強さを伝えます。読み返した日記帳は、たからものになります。
- ねらい:よいところ=特別な才能 → 毎日の積み重ねの中に自分のよさがある。自分のよさを知ることが、苦手なことに向かう力になる
- おすすめの発問:「わたし」のたからものは日記帳だけだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
たからもののあらすじ(どんなお話?)

五年生の「わたし」(りえ)は、算数がわからず、じまんできる特技もないと感じて、もやもやしています。お母さんは、一年生から毎日日記をつけてきたねばり強さを伝えます。読み返した日記帳は、たからものになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「よいところは特別な才能」という見方です。授業の後は、当たり前に続けてきた毎日の中にも自分らしいよさがあり、それが苦手に向かう力になると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「よいところはある」というまとめに向かいがちです。題名の「たからもの」が何なのかを問うと、日記帳の向こうにある、続けてきた自分のよさが見えてきます。
4コマで見る「自己しょうかい」

自分のよさというと、特別な特技をさがしがちです。でも、毎日当たり前に続けていることの中にも、その子らしさがあります。日記帳から自分のよさに気づくりえの姿を、教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「自分のよいところ」についての子どものいまの考え、中央に日記帳から見えたりえのよさと中心発問の話し合い、右に個性のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『たからもの』【個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- りえは、自分には何もないともやもやした
- 日記帳に、続けてきた自分のよさがあった
- よさを知ると、苦手に向かう力がわく
『たからもの』のよくある質問
Q. 『たからもの』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「個性の伸長」です。
Q. 『たからもの』のあらすじは?
A. 五年生の「わたし」(りえ)は、算数がわからず、じまんできる特技もないと感じて、もやもやしています。お母さんは、一年生から毎日日記をつけてきたねばり強さを伝えます。読み返した日記帳は、たからものになります。
Q. 『たからもの』の授業のねらいは?
A. よいところ=特別な才能という考えから、毎日の積み重ねの中に自分のよさがあるという考えへ深めることです。授業の前は「よいところは特別な才能」という見方です。授業の後は、当たり前に続けてきた毎日の中にも自分らしいよさがあり、それが苦手に向かう力になると気づくのがゴールです。
Q. 『たからもの』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「わたし」のたからものは日記帳だけだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「よいところはある」というまとめに向かいがちです。題名の「たからもの」が何なのかを問うと、日記帳の向こうにある、続けてきた自分のよさが見えてきます。
Q. 『たからもの』の板書計画は?
A. 板書は、左に「自分のよいところ」についての子どものいまの考え、中央に日記帳から見えたりえのよさと中心発問の話し合い、右に個性のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












