家族愛の授業が「お手伝いをしよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなおばあちゃんの話に目を向けて、お話の流れと授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『わたしの妹、加奈』(小学3年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:「わたし」(由衣)は、なんでもやりたがる三さいの妹の加奈をずるいと思っています。せんたく物の場面で加奈をおしてしかられ、大きらいと言ってしまいます。おばあちゃんの話を聞いた「わたし」は、夕食の時間に自分から加奈にあやまります。
- ねらい:家族=ほめられる・ほめられない → 家族はそれぞれの役わりで支え合う。自分も教えてもらって育ったから、今度は教える番になれる
- おすすめの発問:おばあちゃんは、なぜ由衣をしからなかった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
わたしの妹、加奈のあらすじ(どんなお話?)

「わたし」(由衣)は、なんでもやりたがる三さいの妹の加奈をずるいと思っています。せんたく物の場面で加奈をおしてしかられ、大きらいと言ってしまいます。おばあちゃんの話を聞いた「わたし」は、夕食の時間に自分から加奈にあやまります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、家族の中でだれがほめられるかをくらべる見方です。授業の後は、自分も家族に見守られて育ち、一人一人がそれぞれの役わりで支え合っていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「わたし」の気持ちの上下を追って終わりがちです。しからずに昔の話をしたおばあちゃんに目を向けると、家族の支え合いを、子どもがお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「弟のくつ」

小さなきょうだいにイライラするのは、よくあることです。自分も教えてもらって大きくなったと知ると、今度は教える側になれます。お話の家族を、げんかんの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『わたしの妹、加奈』【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- おばあちゃんの話がお話の大きなカギ
- 家族はそれぞれの役わりで支え合う
- しからなかったわけを全体から問う
『わたしの妹、加奈』のよくある質問
Q. 『わたしの妹、加奈』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『わたしの妹、加奈』のあらすじは?
A. 「わたし」(由衣)は、なんでもやりたがる三さいの妹の加奈をずるいと思っています。せんたく物の場面で加奈をおしてしかられ、大きらいと言ってしまいます。おばあちゃんの話を聞いた「わたし」は、夕食の時間に自分から加奈にあやまります。
Q. 『わたしの妹、加奈』の授業のねらいは?
A. 家族=ほめられる・ほめられないという考えから、家族はそれぞれの役わりで支え合うという考えへ深めることです。授業の前は、家族の中でだれがほめられるかをくらべる見方です。授業の後は、自分も家族に見守られて育ち、一人一人がそれぞれの役わりで支え合っていると気づくことがゴールです。
Q. 『わたしの妹、加奈』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「おばあちゃんは、なぜ由衣をしからなかった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「わたし」の気持ちの上下を追って終わりがちです。しからずに昔の話をしたおばあちゃんに目を向けると、家族の支え合いを、子どもがお話全体から考えはじめます。
Q. 『わたしの妹、加奈』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












