家族の授業が「やさしいお母さんだね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし残りの一まいだったら」という問いを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『一まいの銀貨』(小学3年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:ハンスの家はびんぼうで、くつ直しをするお父さんの一日のお金は銀貨二まいだけ。お使いの銀貨をなくしたハンスは、なき出してかくれてしまいます。お母さんは何も聞かずに「心配いらないよ」と、一まいの銀貨をにぎらせました。
- ねらい:お母さんはやさしい人 → 家族の温かさは相手を思う気持ちの中に。目に見えない家族の思いに気づき、家族の温かさを感じる
- おすすめの発問:もし残りの一まいなら、銀貨に何がこもる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
一まいの銀貨のあらすじ(どんなお話?)

ハンスの家はびんぼうで、くつ直しをするお父さんの一日のお金は銀貨二まいだけ。お使いの銀貨をなくしたハンスは、なき出してかくれてしまいます。お母さんは何も聞かずに「心配いらないよ」と、一まいの銀貨をにぎらせました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「やさしいお母さんだね」という感想で終わりがちです。授業の後は、くらしが苦しい中でもハンスを安心させたいという思いに気づき、家族の温かさを感じることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、ハンスのこわさやほっとした気持ちで止まりがちです。お話が明かさない銀貨の正体を「もし」で考えると、お母さんの深い思いを子どもがお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「何も聞かずに」

失敗したとき、子どもは「しかられる」と身がまえるものです。何も問いつめずに心配してくれる家の人の思いに気づく場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族のつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『一まいの銀貨』【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし残りの一まいなら」が読むカギ
- 家族の温かさは、相手を思う気持ちの中にある
- 場面発問より、もしもで全体を問う
『一まいの銀貨』のよくある質問
Q. 『一まいの銀貨』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『一まいの銀貨』のあらすじは?
A. ハンスの家はびんぼうで、くつ直しをするお父さんの一日のお金は銀貨二まいだけ。お使いの銀貨をなくしたハンスは、なき出してかくれてしまいます。お母さんは何も聞かずに「心配いらないよ」と、一まいの銀貨をにぎらせました。
Q. 『一まいの銀貨』の授業のねらいは?
A. お母さんはやさしい人という考えから、家族の温かさは相手を思う気持ちの中にという考えへ深めることです。授業の前は「やさしいお母さんだね」という感想で終わりがちです。授業の後は、くらしが苦しい中でもハンスを安心させたいという思いに気づき、家族の温かさを感じることがゴールです。
Q. 『一まいの銀貨』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし残りの一まいなら、銀貨に何がこもる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、ハンスのこわさやほっとした気持ちで止まりがちです。お話が明かさない銀貨の正体を「もし」で考えると、お母さんの深い思いを子どもがお話全体から考えはじめます。
Q. 『一まいの銀貨』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族のつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












