生命の尊さの授業が「命は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、命を救う医者と命を絶つ医者をくらべる切り口から、重い結末をもつお話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』(中学2年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:体が動かなくなった母親は、子どもの将来を思って安楽死を依頼します。子どもたちは二年間ためたお金で主人公の外科医に手術をたのみ、手術は成功します。しかし直後の事故で親子は命を落とし、外科医はそれでも人を治すとつぶやきます。
- ねらい:命は大切=助かれば意味がある → 意味が消えても命に向き合う。生命を尊ぶことは、他者のためであり、自分がどう生きるかの選択でもある
- おすすめの発問:命を救う医者と絶つ医者、何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ブラック・ジャック ふたりの黒い医者のあらすじ(どんなお話?)

体が動かなくなった母親は、子どもの将来を思って安楽死を依頼します。子どもたちは二年間ためたお金で主人公の外科医に手術をたのみ、手術は成功します。しかし直後の事故で親子は命を落とし、外科医はそれでも人を治すとつぶやきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「助かるなら命を救う意味がある」という考えです。授業の後は、努力が報われない結末を前にしても命に向き合う姿から、生命を尊ぶことは自分の生き方の問題でもあると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、悲しい結末への同情で止まりがちです。二人の医者をくらべると、どちらも「相手のため」を口にしていると分かり、命への向き合い方そのものを考えるきっかけになります。
4コマで見る「しおれた花」

結果が見えないと、「どうせだめ」と手を止めたくなります。それでも命に向き合おうとする姿は、命を大切にすることが、自分がどう生きるかでもあると教えてくれます。
板書計画は3つのエリア

左に「助かるなら救う意味がある」という今の考え、中央に努力が無に帰しても治すと言い切れた理由を問う中心発問、右に生命の尊さのとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「ブラック・ジャック ふたりの黒い医者」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 命を救う医者と絶つ医者をくらべる
- どちらも「相手のため」を口にしている
- 命を尊ぶことは、自分の生き方の問題
『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』のよくある質問
Q. 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』のあらすじは?
A. 体が動かなくなった母親は、子どもの将来を思って安楽死を依頼します。子どもたちは二年間ためたお金で主人公の外科医に手術をたのみ、手術は成功します。しかし直後の事故で親子は命を落とし、外科医はそれでも人を治すとつぶやきます。
Q. 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』の授業のねらいは?
A. 命は大切=助かれば意味があるという考えから、意味が消えても命に向き合うという考えへ深めることです。授業の前は「助かるなら命を救う意味がある」という考えです。授業の後は、努力が報われない結末を前にしても命に向き合う姿から、生命を尊ぶことは自分の生き方の問題でもあると気づくのがゴールです。
Q. 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「命を救う医者と絶つ医者、何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、悲しい結末への同情で止まりがちです。二人の医者をくらべると、どちらも「相手のため」を口にしていると分かり、命への向き合い方そのものを考えるきっかけになります。
Q. 『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』の板書計画は?
A. 左に「助かるなら救う意味がある」という今の考え、中央に努力が無に帰しても治すと言い切れた理由を問う中心発問、右に生命の尊さのとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












