礼儀の授業が「お礼はきちんと言いましょう」というしつけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そのよくある失敗をさける切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「ありがとう」の言葉』(小学4年・道徳/礼儀)
- あらすじ:ひろしは、家族に「いちいち」お礼なんて言えないと言い返します。なくしたぼうしを近所の佐々木さんがとどけてくれたと聞き、思わずお礼が出ます。おばあちゃんから「有り難う」の意味を聞き、ひろしは家族にも佐々木さんにもお礼を伝えに行きます。
- ねらい:お礼はきちんと言うもの → ありがとうはめぐり合えた感謝の心。身近な人がしてくれることこそ、めったにない有り難いこと
- おすすめの発問:ありがとうは、言わなくても伝わるのかな?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「ありがとう」の言葉のあらすじ(どんなお話?)

ひろしは、家族に「いちいち」お礼なんて言えないと言い返します。なくしたぼうしを近所の佐々木さんがとどけてくれたと聞き、思わずお礼が出ます。おばあちゃんから「有り難う」の意味を聞き、ひろしは家族にも佐々木さんにもお礼を伝えに行きます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「お礼は言うきまり」というしつけの理解です。授業の後は、身近な人にこそ、感謝の心を言葉にして伝える大切さに気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちを確かめて「お礼を言おう」で終わりがちです。「言わなくても伝わる?」と問うと、ひろしの本音から、言葉にする意味を子どもが考えはじめます。
4コマで見る「配り係」

毎日のことほど、ありがとうは言わなくなりがちです。ひと言にすると、相手にも自分にも気持ちが届きます。ひろしと家族の関係を、係活動の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に礼儀をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『「ありがとう」の言葉』【礼儀】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- しつけで終わるのがよくある失敗
- 身近な人にこそ、感謝を言葉にする
- 「言わなくても伝わる?」で本音から考える
『「ありがとう」の言葉』のよくある質問
Q. 『「ありがとう」の言葉』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「礼儀」です。
Q. 『「ありがとう」の言葉』のあらすじは?
A. ひろしは、家族に「いちいち」お礼なんて言えないと言い返します。なくしたぼうしを近所の佐々木さんがとどけてくれたと聞き、思わずお礼が出ます。おばあちゃんから「有り難う」の意味を聞き、ひろしは家族にも佐々木さんにもお礼を伝えに行きます。
Q. 『「ありがとう」の言葉』の授業のねらいは?
A. お礼はきちんと言うものという考えから、ありがとうはめぐり合えた感謝の心という考えへ深めることです。授業の前は「お礼は言うきまり」というしつけの理解です。授業の後は、身近な人にこそ、感謝の心を言葉にして伝える大切さに気づけることがゴールです。
Q. 『「ありがとう」の言葉』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ありがとうは、言わなくても伝わるのかな?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちを確かめて「お礼を言おう」で終わりがちです。「言わなくても伝わる?」と問うと、ひろしの本音から、言葉にする意味を子どもが考えはじめます。
Q. 『「ありがとう」の言葉』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に礼儀をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












