郷土の授業が「名産品のしょうかい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、話を聞く前と後で「わたし」のなしの見え方がどう変わったかに注目し、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『わたしのまちの「とっておき」』(小学4年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:船橋市に住む「わたし」は、毎年夏に父となしを買いに出かけます。お店の人から、約二百五十年前に川上善六がなし作りを始めた話を聞いておどろき、自分でも調べました。今も続く取り組みを知り、まちの「とっておき」にわくわくします。
- ねらい:郷土のじまん=名産品を知ること → 郷土愛は人の思いを知って育つ。身近なもののうしろにある人の思いを知ると、まちが好きになる
- おすすめの発問:話を聞く前と後で、なしの何が変わったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
わたしのまちの「とっておき」のあらすじ(どんなお話?)

船橋市に住む「わたし」は、毎年夏に父となしを買いに出かけます。お店の人から、約二百五十年前に川上善六がなし作りを始めた話を聞いておどろき、自分でも調べました。今も続く取り組みを知り、まちの「とっておき」にわくわくします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「名産品を知っている」という段階です。授業の後は、身近なもののうしろにある人の思いや歴史を知ることで、郷土を大切に思う気持ちが自然にわいてくると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、おどろいた気持ちを確かめて終わりがちです。話を聞く前と後で、なしの見え方をくらべると、なしのうしろにいる人の思いに、子どもが目を向けはじめます。
4コマで見る「給食のお米」

毎日食べているものも、だれが作ったかを知ると見え方が変わります。物は同じでも、うしろにいる人の思いにふれると、まちが身近になります。お話の「前と後」を、給食の場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『わたしのまちの「とっておき」』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 毎年買うなしにも、人の思いと歴史がある
- 郷土愛は、人の思いを知ることで自然に育つ
- 話を聞く前と後をくらべ、見え方を問う
『わたしのまちの「とっておき」』のよくある質問
Q. 『わたしのまちの「とっておき」』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『わたしのまちの「とっておき」』のあらすじは?
A. 船橋市に住む「わたし」は、毎年夏に父となしを買いに出かけます。お店の人から、約二百五十年前に川上善六がなし作りを始めた話を聞いておどろき、自分でも調べました。今も続く取り組みを知り、まちの「とっておき」にわくわくします。
Q. 『わたしのまちの「とっておき」』の授業のねらいは?
A. 郷土のじまん=名産品を知ることという考えから、郷土愛は人の思いを知って育つという考えへ深めることです。授業の前は「名産品を知っている」という段階です。授業の後は、身近なもののうしろにある人の思いや歴史を知ることで、郷土を大切に思う気持ちが自然にわいてくると気づくことがゴールです。
Q. 『わたしのまちの「とっておき」』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「話を聞く前と後で、なしの何が変わったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、おどろいた気持ちを確かめて終わりがちです。話を聞く前と後で、なしの見え方をくらべると、なしのうしろにいる人の思いに、子どもが目を向けはじめます。
Q. 『わたしのまちの「とっておき」』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












