郷土愛の授業が「ふるさとのよいところ探し」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、崎原さんに「代わりに伝えてね」と託した体験者に注目する切り口で、誇りも痛みも受け継ぐ授業を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「肝心」のバスガイド』(中学1年・道徳/郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度)
- あらすじ:久米島出身のバスガイド崎原さんは、仕事に行き詰まって岐阜へ渡り、離れて初めてふるさとの大切さに気づきます。沖縄に戻って学び直し、「肝心」の心に誇りをもちます。体験者に背中を押され、つらい沖縄戦の話も伝えるようになります。
- ねらい:郷土愛=よいところを誇る → 誇りもつらい歴史も受け継いで手渡す。よさも先人の苦労もまるごと受け継ぐことに、私たちの役割がある
- おすすめの発問:「代わりに伝えてね」と託した人の願いは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「肝心」のバスガイドのあらすじ(どんなお話?)

久米島出身のバスガイド崎原さんは、仕事に行き詰まって岐阜へ渡り、離れて初めてふるさとの大切さに気づきます。沖縄に戻って学び直し、「肝心」の心に誇りをもちます。体験者に背中を押され、つらい沖縄戦の話も伝えるようになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、郷土を愛することを「美しいところを誇ること」と考えがちです。授業の後は、つらい歴史も含めて受け継ぎ、次へ手渡すことも郷土愛であり、その役割が自分たちにもあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

崎原さんの気持ちだけを追うと、場面ごとの確認で終わりがちです。託した体験者の願いから考えると、つらい歴史も受け継ぐ意味が見え、郷土を愛することの中身が広がります。
4コマで見る「祖父の話」

地域学習で、よいところだけを紹介したくなるのは自然なことです。つらい出来事を語ってくれる人の思いにふれ、それも地元の一部として受け止める流れを4コマにしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「ふるさと」へのはじめのイメージ、中央に中心発問で話し合う崎原さんの思い、右に「誇りも痛みも受け継ぐ」というとらえ直しを置きます。全体の流れは note で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「「肝心」のバスガイド」【郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 離れて気づいたふるさとの大切さ
- 託した体験者の願いから考える
- 誇りもつらい歴史も受け継いで手渡す
『「肝心」のバスガイド』のよくある質問
Q. 『「肝心」のバスガイド』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度」です。
Q. 『「肝心」のバスガイド』のあらすじは?
A. 久米島出身のバスガイド崎原さんは、仕事に行き詰まって岐阜へ渡り、離れて初めてふるさとの大切さに気づきます。沖縄に戻って学び直し、「肝心」の心に誇りをもちます。体験者に背中を押され、つらい沖縄戦の話も伝えるようになります。
Q. 『「肝心」のバスガイド』の授業のねらいは?
A. 郷土愛=よいところを誇るという考えから、誇りもつらい歴史も受け継いで手渡すという考えへ深めることです。授業の前は、郷土を愛することを「美しいところを誇ること」と考えがちです。授業の後は、つらい歴史も含めて受け継ぎ、次へ手渡すことも郷土愛であり、その役割が自分たちにもあると気づくことがゴールです。
Q. 『「肝心」のバスガイド』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「代わりに伝えてね」と託した人の願いは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。崎原さんの気持ちだけを追うと、場面ごとの確認で終わりがちです。託した体験者の願いから考えると、つらい歴史も受け継ぐ意味が見え、郷土を愛することの中身が広がります。
Q. 『「肝心」のバスガイド』の板書計画は?
A. 板書は、左に「ふるさと」へのはじめのイメージ、中央に中心発問で話し合う崎原さんの思い、右に「誇りも痛みも受け継ぐ」というとらえ直しを置きます。全体の流れは note で紹介しています。












