SNSの授業が「無断はだめ」と言わせて終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし漫画の作者が見ていたら」という切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「いいね」のために?』(中学2年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:AさんとBさんは、共有した動画でたくさんの「いいね」を集めます。期待にこたえようと、Aさんは漫画を無断で撮った動画を共有しようとし、迷うBさんに、ほかの人もアップしているから問題ないと言います。Bさんは判断に悩みます。
- ねらい:決まり=叱られないための壁 → 決まりは自他の権利を守る土台。決まりは、互いが安心して表現し合える社会を支えている
- おすすめの発問:もし作者が見ていたら、その理由は通じるだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「いいね」のために?のあらすじ(どんなお話?)

AさんとBさんは、共有した動画でたくさんの「いいね」を集めます。期待にこたえようと、Aさんは漫画を無断で撮った動画を共有しようとし、迷うBさんに、ほかの人もアップしているから問題ないと言います。Bさんは判断に悩みます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、決まりを叱られないための外側のルールと考えがちです。授業の後は、決まりが自他の権利を守り、安心して表現し合える社会の土台だと実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「無断はよくない」という確認で終わりがちです。「もし作者が見ていたら」と視点を移すと、「みんなが喜ぶから」という理由の穴と、守られている権利が見えてきます。
4コマで見る「ミオの絵」

「みんなが喜ぶから」で、人の作品を勝手に使ってしまうことは教室でも起こります。作った人の立場を思い浮かべると、決まりの意味が自分の言葉になります。
板書計画は3つのエリア

左に「みんなが喜ぶから」という今の考え、中央に作者の視点から理由を問う発問、右に決まりのとらえ直しを書きます。四つの視点を生かした板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「「いいね」のために?」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし作者が見ていたら」で理由を問い直す
- 「無断はだめ」の確認で終わらせない
- 決まりは自他の権利を守る社会の土台
『「いいね」のために?』のよくある質問
Q. 『「いいね」のために?』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『「いいね」のために?』のあらすじは?
A. AさんとBさんは、共有した動画でたくさんの「いいね」を集めます。期待にこたえようと、Aさんは漫画を無断で撮った動画を共有しようとし、迷うBさんに、ほかの人もアップしているから問題ないと言います。Bさんは判断に悩みます。
Q. 『「いいね」のために?』の授業のねらいは?
A. 決まり=叱られないための壁という考えから、決まりは自他の権利を守る土台という考えへ深めることです。授業の前は、決まりを叱られないための外側のルールと考えがちです。授業の後は、決まりが自他の権利を守り、安心して表現し合える社会の土台だと実感することがゴールです。
Q. 『「いいね」のために?』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし作者が見ていたら、その理由は通じるだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「無断はよくない」という確認で終わりがちです。「もし作者が見ていたら」と視点を移すと、「みんなが喜ぶから」という理由の穴と、守られている権利が見えてきます。
Q. 『「いいね」のために?』の板書計画は?
A. 左に「みんなが喜ぶから」という今の考え、中央に作者の視点から理由を問う発問、右に決まりのとらえ直しを書きます。四つの視点を生かした板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












