「夜は人間以外のものの時間」を「昔の人の考え」で終わらせてしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名のことばを手がかりに、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『夜は人間以外のものの時間』(中学2年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:文化人類学者の作者は、山村で夜の調査をしていたとき、夜は出歩かないほうがいいと忠告されます。理由は危険だからではなく、夜は人間以外のものの時間だという考えでした。作者は、人間だけが主役だと考えるのはごく最近のことだと気づきます。
- ねらい:自然=人間が利用するもの → 人間も自然の一部として生きている。人間だけが主役ではないと気づくと、自然への畏れと謙虚さが生まれる
- おすすめの発問:「人間以外のもの」とは、何を指すのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
夜は人間以外のものの時間のあらすじ(どんなお話?)

文化人類学者の作者は、山村で夜の調査をしていたとき、夜は出歩かないほうがいいと忠告されます。理由は危険だからではなく、夜は人間以外のものの時間だという考えでした。作者は、人間だけが主役だと考えるのはごく最近のことだと気づきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「夜に出歩かないのは危ないから」と、合理的な理由だけで考えがちです。授業の後は、人間も自然の一要素だと気づき、人間の力を超えたものと折り合って生きる謙虚さを語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、非科学的な考えとして片づけられがちです。題名の「人間以外のもの」を問うと、合理性では割り切れないものへの畏れに目が向きます。
4コマで見る「夜の森」

人間がいない時間にも、そこにはたくさんの命の営みがあります。主役を人間から少しゆずってみると、自然への畏れが生まれる場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「危ないから」という生徒の考え、中央に「夜は人間以外のものの時間」と考える意味の話し合い、右に畏敬の念と人間の謙虚さのとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「夜は人間以外のものの時間」【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「人間以外のもの」から考える
- 迷信で片づけず、忘れてきた感覚を問う
- 人間も自然の一部という謙虚さに気づく
『夜は人間以外のものの時間』のよくある質問
Q. 『夜は人間以外のものの時間』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『夜は人間以外のものの時間』のあらすじは?
A. 文化人類学者の作者は、山村で夜の調査をしていたとき、夜は出歩かないほうがいいと忠告されます。理由は危険だからではなく、夜は人間以外のものの時間だという考えでした。作者は、人間だけが主役だと考えるのはごく最近のことだと気づきます。
Q. 『夜は人間以外のものの時間』の授業のねらいは?
A. 自然=人間が利用するものという考えから、人間も自然の一部として生きているという考えへ深めることです。授業の前は「夜に出歩かないのは危ないから」と、合理的な理由だけで考えがちです。授業の後は、人間も自然の一要素だと気づき、人間の力を超えたものと折り合って生きる謙虚さを語れることがゴールです。
Q. 『夜は人間以外のものの時間』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「人間以外のもの」とは、何を指すのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、非科学的な考えとして片づけられがちです。題名の「人間以外のもの」を問うと、合理性では割り切れないものへの畏れに目が向きます。
Q. 『夜は人間以外のものの時間』の板書計画は?
A. 板書は、左に「危ないから」という生徒の考え、中央に「夜は人間以外のものの時間」と考える意味の話し合い、右に畏敬の念と人間の謙虚さのとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












