感動、畏敬の念の授業が「努力はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「美を求めて」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『美を求めて 上村松園』(小学6年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:日本画家の上村松園は、見る人の悪い心まで清められるような絵を目指しました。自分の道は正しいのかと苦しみ、命を絶とうと思いなやんだこともあります。それでも乗りこえ、晩年まで筆をとり続けました。
- ねらい:すごい努力をした人 → 美を求める心そのものが気高い。美しいものにふれ、美を求め続ける生き方に心が動く
- おすすめの発問:「美を求めて」の「求める」とはどんな心?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
美を求めて 上村松園のあらすじ(どんなお話?)

日本画家の上村松園は、見る人の悪い心まで清められるような絵を目指しました。自分の道は正しいのかと苦しみ、命を絶とうと思いなやんだこともあります。それでも乗りこえ、晩年まで筆をとり続けました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「努力してえらい」という努力の話としての受け止めです。授業の後は、美しいものが人の心を動かすこと、そして美を求め続ける生き方そのものの気高さに心を動かされることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、苦しさと努力の話に集まりがちです。題名の「求める」を問うと、松園をえがかせ続けた心の気高さに目が向きます。
4コマで見る「ぼくの絵」

うまくいかない苦しさの中でも、「きれい」と心が動く瞬間があります。美しいものを求める気持ちが、もう一度筆をとらせる。その心の動きを、子どもの身近な場面で考えます。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。松園の願い・苦しみ・喜びを整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『美を求めて 上村松園』【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「努力はすごい」で終わらせない
- 題名の「求める」から松園の心を問う
- 美を求める生き方の気高さに心を動かす
『美を求めて 上村松園』のよくある質問
Q. 『美を求めて 上村松園』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『美を求めて 上村松園』のあらすじは?
A. 日本画家の上村松園は、見る人の悪い心まで清められるような絵を目指しました。自分の道は正しいのかと苦しみ、命を絶とうと思いなやんだこともあります。それでも乗りこえ、晩年まで筆をとり続けました。
Q. 『美を求めて 上村松園』の授業のねらいは?
A. すごい努力をした人という考えから、美を求める心そのものが気高いという考えへ深めることです。授業の前は「努力してえらい」という努力の話としての受け止めです。授業の後は、美しいものが人の心を動かすこと、そして美を求め続ける生き方そのものの気高さに心を動かされることがゴールです。
Q. 『美を求めて 上村松園』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「美を求めて」の「求める」とはどんな心?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、苦しさと努力の話に集まりがちです。題名の「求める」を問うと、松園をえがかせ続けた心の気高さに目が向きます。
Q. 『美を求めて 上村松園』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。松園の願い・苦しみ・喜びを整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












