「ゴミ箱があれば街はきれいになる」と考える生徒は多いはずです。この記事では、もし街のゴミ箱をなくしたら、と考える切り口で、仕組みではなく人の心に目を向ける社会参画の授業を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『あったほうがいい?』(中学1年・道徳/社会参画、公共の精神)
- あらすじ:買い物中にガムをふんだ智子は、街のゴミとゴミ箱のなさに気づき、ゴミ箱を置けばいいのにと母に言います。母は、コンビニに家庭ゴミが持ちこまれる話や、花火大会でかえってゴミの山ができた話をします。智子は考えこんでしまいます。
- ねらい:仕組みを用意すればよくなる → 社会をよくするのは一人ひとりの心構え。人任せにせず社会全体を考える一人ひとりが、過ごしやすい社会をつくる
- おすすめの発問:もしゴミ箱をなくしたら街はきれいになる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
あったほうがいい?のあらすじ(どんなお話?)

買い物中にガムをふんだ智子は、街のゴミとゴミ箱のなさに気づき、ゴミ箱を置けばいいのにと母に言います。母は、コンビニに家庭ゴミが持ちこまれる話や、花火大会でかえってゴミの山ができた話をします。智子は考えこんでしまいます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、便利な仕組みを用意してもらえば社会はよくなる、と考えがちです。授業の後は、仕組みを支えるのは一人ひとりの心構えであり、社会をつくる側に自分もいると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面の気持ちを聞くと、「ポイ捨てはよくない」で終わりがちです。ゴミ箱をなくしたらと考えると、置いても置かなくても問題が残るとわかり、支えているのは人の心だと見えてきます。
4コマで見る「落とし物箱」

「仕組みを作れば解決」と考える場面は、教室にもあります。箱を置くだけでは変わらず、使う一人ひとりの心がけで変わっていく流れを4コマにしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「ゴミ箱はあったほうがいい?」のはじめの考え、中央に中心発問での話し合い、右に「一人ひとりの心構え」というとらえ直しを置きます。母が語る三つの事例の整理は note で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「あったほうがいい?」【社会参画、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- ゴミ箱を置けばきれいになる、をゆさぶる
- もしなくしたら、と考えて人の心に気づく
- 社会を支えるのは一人ひとりの心構え
『あったほうがいい?』のよくある質問
Q. 『あったほうがいい?』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「社会参画、公共の精神」です。
Q. 『あったほうがいい?』のあらすじは?
A. 買い物中にガムをふんだ智子は、街のゴミとゴミ箱のなさに気づき、ゴミ箱を置けばいいのにと母に言います。母は、コンビニに家庭ゴミが持ちこまれる話や、花火大会でかえってゴミの山ができた話をします。智子は考えこんでしまいます。
Q. 『あったほうがいい?』の授業のねらいは?
A. 仕組みを用意すればよくなるという考えから、社会をよくするのは一人ひとりの心構えという考えへ深めることです。授業の前は、便利な仕組みを用意してもらえば社会はよくなる、と考えがちです。授業の後は、仕組みを支えるのは一人ひとりの心構えであり、社会をつくる側に自分もいると気づくことがゴールです。
Q. 『あったほうがいい?』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしゴミ箱をなくしたら街はきれいになる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面の気持ちを聞くと、「ポイ捨てはよくない」で終わりがちです。ゴミ箱をなくしたらと考えると、置いても置かなくても問題が残るとわかり、支えているのは人の心だと見えてきます。
Q. 『あったほうがいい?』の板書計画は?
A. 板書は、左に「ゴミ箱はあったほうがいい?」のはじめの考え、中央に中心発問での話し合い、右に「一人ひとりの心構え」というとらえ直しを置きます。母が語る三つの事例の整理は note で紹介しています。












