ルールの授業が「決まりは守ろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級経営につなげる切り口から、話し合いの流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『お菓子、どうする?』(中学2年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:宿泊学習を前に、お菓子のルールを自分たちで決めることになったクラス。「一万円分買っていく」「完全自由でいい」などの意見が飛び交い、なかなかまとまりません。賛成・反対を割合で示しながら理由を出し合います。
- ねらい:ルール=守らされるもの → ルールは納得して支えるもの。自分の意思と他者の意思を両立させ、全員が納得できる形を探す
- おすすめの発問:多数決で決めたルールは、みんなが守れるだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
お菓子、どうする?のあらすじ(どんなお話?)

宿泊学習を前に、お菓子のルールを自分たちで決めることになったクラス。「一万円分買っていく」「完全自由でいい」などの意見が飛び交い、なかなかまとまりません。賛成・反対を割合で示しながら理由を出し合います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、ルールは上から守らされるものという考えです。授業の後は、自分の意思と他者の意思を両立させ、みんなが納得して支えるのがルールだととらえ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、多数決で決めて「守ろう」で終わりがちです。学級のルールに置きかえて問うと、少数意見もふくめて納得できる形を探すことが、ルールを支える公徳心だと見えてきます。
4コマで見る「席がえ」

学級のルールは、多数決でさっと決まってしまいがちです。言えずにいる子の声を聞くと、みんなが納得できるルールづくりが始まります。
板書計画は3つのエリア

左に「ルールは守らされるもの」という今の考え、中央に自分たちで決めたルールを問う発問、右にルールのとらえ直しを書きます。割合で立場を示す板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「お菓子、どうする?」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 学級のルールづくりにつなげて考える
- 多数決と「守ろう」で終わらせない
- ルールはみんなが納得して支えるもの
『お菓子、どうする?』のよくある質問
Q. 『お菓子、どうする?』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『お菓子、どうする?』のあらすじは?
A. 宿泊学習を前に、お菓子のルールを自分たちで決めることになったクラス。「一万円分買っていく」「完全自由でいい」などの意見が飛び交い、なかなかまとまりません。賛成・反対を割合で示しながら理由を出し合います。
Q. 『お菓子、どうする?』の授業のねらいは?
A. ルール=守らされるものという考えから、ルールは納得して支えるものという考えへ深めることです。授業の前は、ルールは上から守らされるものという考えです。授業の後は、自分の意思と他者の意思を両立させ、みんなが納得して支えるのがルールだととらえ直すことがゴールです。
Q. 『お菓子、どうする?』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「多数決で決めたルールは、みんなが守れるだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、多数決で決めて「守ろう」で終わりがちです。学級のルールに置きかえて問うと、少数意見もふくめて納得できる形を探すことが、ルールを支える公徳心だと見えてきます。
Q. 『お菓子、どうする?』の板書計画は?
A. 左に「ルールは守らされるもの」という今の考え、中央に自分たちで決めたルールを問う発問、右にルールのとらえ直しを書きます。割合で立場を示す板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












