向上心の授業が「短所を直そう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級経営につなげる切り口で、教材の流れと授業のゴール、教室での生かし方を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『論語』(中学3年・道徳/向上心、個性の伸長)
- あらすじ:物語ではなく、孔子の『論語』から七つの言葉が解説つきで紹介される教材です。学ぶことと考えること、友との関わり方などの言葉を読み、気に入った言葉を選んで、自分の考えを書きます。
- ねらい:向上心=短所を直すこと → 長所も短所も含め自分を伸ばすこと。今の自分を見つめ、特徴を丸ごと受けとめると向上への意欲が生まれる
- おすすめの発問:友だちが選んだ言葉から、その人の何が見える?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
論語のあらすじ(どんなお話?)

物語ではなく、孔子の『論語』から七つの言葉が解説つきで紹介される教材です。学ぶことと考えること、友との関わり方などの言葉を読み、気に入った言葉を選んで、自分の考えを書きます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、向上心を「短所を直すこと」「人より上を目指すこと」と考えがちです。授業の後は、長所も短所も含めた自分の特徴を受けとめ、伸ばしていこうとすることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

言葉ごとに感想を聞くと、「いい言葉だった」で終わりがちです。友だちが選んだ言葉と理由を学級で聞き合うと、見方のちがいから互いの個性が見え、自分を高めるヒントにもなります。
4コマで見る「長所カード」

自分の長所は、自分ではなかなか見えません。友だちの目を借りると、短所に見えたところが長所として見えてくることがあります。論語で自分を見つめる活動を、学級の一場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に向上心・個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「先人の言葉-『論語』」【向上心、個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 選んだ言葉と理由に、その人らしさが出る
- 長所も短所も含めて自分の特徴を見る
- 友だちの見方が、自分を高めるヒントになる
『論語』のよくある質問
Q. 『論語』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「向上心、個性の伸長」です。
Q. 『論語』のあらすじは?
A. 物語ではなく、孔子の『論語』から七つの言葉が解説つきで紹介される教材です。学ぶことと考えること、友との関わり方などの言葉を読み、気に入った言葉を選んで、自分の考えを書きます。
Q. 『論語』の授業のねらいは?
A. 向上心=短所を直すことという考えから、長所も短所も含め自分を伸ばすことという考えへ深めることです。授業の前は、向上心を「短所を直すこと」「人より上を目指すこと」と考えがちです。授業の後は、長所も短所も含めた自分の特徴を受けとめ、伸ばしていこうとすることがゴールです。
Q. 『論語』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「友だちが選んだ言葉から、その人の何が見える?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。言葉ごとに感想を聞くと、「いい言葉だった」で終わりがちです。友だちが選んだ言葉と理由を学級で聞き合うと、見方のちがいから互いの個性が見え、自分を高めるヒントにもなります。
Q. 『論語』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に向上心・個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












