感謝の授業が「ありがとうを言おう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「いい思い出」ということばを読み解く切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『出会いの輝き』(中学3年・道徳/思いやり、感謝)
- あらすじ:哲学者の今道友信が、留学先から帰国するときに恩師マルセルから贈られた言葉をめぐって記した随筆です。マルセルは、人が人に送れる最善の贈り物は「いい思い出」だと語ります。「私」は、口では「ありがとう」と言っていません。
- ねらい:感謝=ありがとうと言うこと → 相手を思い相手のために考える心。支えてくれる人に気づけば、感謝は言われなくてもわいてくる
- おすすめの発問:「いい思い出」を贈るとは、何を手渡すことだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
出会いの輝きのあらすじ(どんなお話?)

哲学者の今道友信が、留学先から帰国するときに恩師マルセルから贈られた言葉をめぐって記した随筆です。マルセルは、人が人に送れる最善の贈り物は「いい思い出」だと語ります。「私」は、口では「ありがとう」と言っていません。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、感謝を「ありがとうと言うこと」と考えがちです。授業の後は、感謝を、相手を思い相手のために考える心としてとらえ直し、支えてくれる人に気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「ありがとうを言おう」で終わりがちです。「いい思い出」ということばを読み解くと、感謝が言葉だけでなく、相手を思い考える心の響き合いだと見えてきます。
4コマで見る「送別の色紙」

感謝を伝えようとすると、決まった言葉で済ませてしまいがちです。相手と過ごした時間を思い出すと、自分にしか書けない言葉が生まれます。マルセルの「いい思い出」を、送別の色紙に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやり・感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「出会いの輝き」【思いやり、感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「いい思い出」を読み解くと感謝の中身が見える
- 感謝は、言葉より相手を思い考える心
- 支えに気づけば、感謝は内側からわく
『出会いの輝き』のよくある質問
Q. 『出会いの輝き』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「思いやり、感謝」です。
Q. 『出会いの輝き』のあらすじは?
A. 哲学者の今道友信が、留学先から帰国するときに恩師マルセルから贈られた言葉をめぐって記した随筆です。マルセルは、人が人に送れる最善の贈り物は「いい思い出」だと語ります。「私」は、口では「ありがとう」と言っていません。
Q. 『出会いの輝き』の授業のねらいは?
A. 感謝=ありがとうと言うことという考えから、相手を思い相手のために考える心という考えへ深めることです。授業の前は、感謝を「ありがとうと言うこと」と考えがちです。授業の後は、感謝を、相手を思い相手のために考える心としてとらえ直し、支えてくれる人に気づくことがゴールです。
Q. 『出会いの輝き』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「いい思い出」を贈るとは、何を手渡すことだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「ありがとうを言おう」で終わりがちです。「いい思い出」ということばを読み解くと、感謝が言葉だけでなく、相手を思い考える心の響き合いだと見えてきます。
Q. 『出会いの輝き』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやり・感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












