「クラスをよくしたい」と言うのに、自分から動く生徒が少ない…となやんでいませんか。この記事では『受けつがれる思い』を学級経営につなげる切り口で、お話の流れと授業のゴール、教室の4コマを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『受けつがれる思い』(中学3年・道徳/学校生活、集団生活の充実)
- あらすじ:藤田くんはサッカー部をつくるリーダーとしてはりきり、指示を出します。けれど「やるべきこと」を優先して、みんなの思いを後回しにしてしまいました。5人がぬけ、堀くんともぶつかってしまいます。
- ねらい:集団のため=リーダーががんばる → 集団を支えるのはまわりを思う心。相手はどう感じているか、と気にかける心が集団の土台になる
- おすすめの発問:このクラスの「みんなの思い」見えているだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
受けつがれる思いのあらすじ(どんなお話?)

藤田くんはサッカー部をつくるリーダーとしてはりきり、指示を出します。けれど「やるべきこと」を優先して、みんなの思いを後回しにしてしまいました。5人がぬけ、堀くんともぶつかってしまいます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「リーダーがしっかりすればいい」という見方です。授業の後は、集団の中の自分にまわりへの意識があるかを見つめられることがゴールです。行動を決めさせるより、心に気づくことを大切にします。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「藤田くんはこうすべきだった」というべき論になりがちです。問いを自分たちのクラスに向けると、藤田くんの姿が自分ごとになり、他者を意識する心に目が向きます。
4コマで見る「体育祭の係」

がんばるリーダーほど、まわりの思いを置き去りにしがちです。相手の気持ちを気にかけた一言で、係の空気が変わります。学級経営の場面に、お話の考え方を置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に集団生活の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「受けつがれる思い」【学校生活、集団生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- うまくいかない原因を、やり方より心に探す
- 集団を支えるのは、まわりを思う他者意識
- 学級の行事や係の場面につなげて考える
『受けつがれる思い』のよくある質問
Q. 『受けつがれる思い』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「学校生活、集団生活の充実」です。
Q. 『受けつがれる思い』のあらすじは?
A. 藤田くんはサッカー部をつくるリーダーとしてはりきり、指示を出します。けれど「やるべきこと」を優先して、みんなの思いを後回しにしてしまいました。5人がぬけ、堀くんともぶつかってしまいます。
Q. 『受けつがれる思い』の授業のねらいは?
A. 集団のため=リーダーががんばるという考えから、集団を支えるのはまわりを思う心という考えへ深めることです。授業の前は「リーダーがしっかりすればいい」という見方です。授業の後は、集団の中の自分にまわりへの意識があるかを見つめられることがゴールです。行動を決めさせるより、心に気づくことを大切にします。
Q. 『受けつがれる思い』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「このクラスの「みんなの思い」見えているだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「藤田くんはこうすべきだった」というべき論になりがちです。問いを自分たちのクラスに向けると、藤田くんの姿が自分ごとになり、他者を意識する心に目が向きます。
Q. 『受けつがれる思い』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に集団生活の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












