向上心の授業が「上を目ざそう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、主役と斬られ役、有名と無名をくらべる切り口から、福本清三さんの歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『五万回斬られた男・福本清三』(中学2年・道徳/向上心、個性の伸長)
- あらすじ:十五歳で京都に奉公した福本さんは、なりゆきで撮影所の大部屋俳優になります。名前も出ない下積みの中、危険なスタントや斬られ役を引き受け、倒れ方一つで主役を立てる演技を磨きました。ハリウッド映画に出ても「無名の脇役でいたい」と語ります。
- ねらい:向上心=上を目ざし目立つこと → 自分の役割を究め続けること。人と比べた上下ではなく、選んだ役割を究める中にその人らしさがある
- おすすめの発問:有名になることと、納得できることは同じ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
五万回斬られた男・福本清三のあらすじ(どんなお話?)

十五歳で京都に奉公した福本さんは、なりゆきで撮影所の大部屋俳優になります。名前も出ない下積みの中、危険なスタントや斬られ役を引き受け、倒れ方一つで主役を立てる演技を磨きました。ハリウッド映画に出ても「無名の脇役でいたい」と語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「向上心=有名になること」という考えです。授業の後は、自分が選んだ役割を究め、納得できる自分に近づき続けることも向上心だととらえ直すのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「つらかった」「がんばった」が並び、努力の話で終わりがちです。主役と斬られ役、有名と納得をくらべると、自分らしさや充実をはかる物差しを問い直せます。
4コマで見る「照明係」

目立つ役とくらべて、裏方を「下」と感じることはよくあります。自分の役割が全体を支えていると実感したとき、その役割を究める楽しさと自分らしさが見えてきます。
板書計画は3つのエリア

左に「すごい仕事=有名・目立つ」という今の考え、中央に福本さんが無名の脇役でいたいと言い切る理由を問う中心発問、右に向上心と個性のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「五万回斬られた男・福本清三」【向上心、個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 主役と斬られ役、有名と無名をくらべる
- 成功を名声の物差しだけで測らない
- 選んだ役割を究めることも向上心
『五万回斬られた男・福本清三』のよくある質問
Q. 『五万回斬られた男・福本清三』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「向上心、個性の伸長」です。
Q. 『五万回斬られた男・福本清三』のあらすじは?
A. 十五歳で京都に奉公した福本さんは、なりゆきで撮影所の大部屋俳優になります。名前も出ない下積みの中、危険なスタントや斬られ役を引き受け、倒れ方一つで主役を立てる演技を磨きました。ハリウッド映画に出ても「無名の脇役でいたい」と語ります。
Q. 『五万回斬られた男・福本清三』の授業のねらいは?
A. 向上心=上を目ざし目立つことという考えから、自分の役割を究め続けることという考えへ深めることです。授業の前は「向上心=有名になること」という考えです。授業の後は、自分が選んだ役割を究め、納得できる自分に近づき続けることも向上心だととらえ直すのがゴールです。
Q. 『五万回斬られた男・福本清三』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「有名になることと、納得できることは同じ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「つらかった」「がんばった」が並び、努力の話で終わりがちです。主役と斬られ役、有名と納得をくらべると、自分らしさや充実をはかる物差しを問い直せます。
Q. 『五万回斬られた男・福本清三』の板書計画は?
A. 左に「すごい仕事=有名・目立つ」という今の考え、中央に福本さんが無名の脇役でいたいと言い切る理由を問う中心発問、右に向上心と個性のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












