公正・公平の授業が「いじりはいじめ」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、笑う側と笑われる側をくらべる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『いじりといじめ』(小学4年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:ゆうきは、お母さんの「いじめじゃないの」という言葉が気になっていました。授業でまちがえたまさるくんをみんなが笑い、本人もいっしょに笑います。みかさんが「気になる」と言い、ゆうきが見ると、まさるくんはもう笑っていませんでした。
- ねらい:いっしょに笑っていればいじり → 決めるのはされる側の心。いじめかいじりかを決めるのは、する側のつもりでなく、される側の心
- おすすめの発問:笑う側と笑われる側、見えているものはちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:元小学校教師(16年)。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開
いじりといじめのあらすじ(どんなお話?)

ゆうきは、お母さんの「いじめじゃないの」という言葉が気になっていました。授業でまちがえたまさるくんをみんなが笑い、本人もいっしょに笑います。みかさんが「気になる」と言い、ゆうきが見ると、まさるくんはもう笑っていませんでした。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「本人も笑っているからいじり」という見方です。授業の後は、笑われている人の立場に本当に立って考えることが公正・公平だと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「いじめはだめ」の確認で終わりがちです。笑う側と笑われる側をくらべると、まさるくんの笑いの意味が見え、自分で使える「ものさし」に近づきます。
4コマで見る「音読」

いっしょに笑っていても、本当はいやなことがあります。笑われる側の顔を見ると、見え方が変わります。まさるくんの場面を、音読の時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)、印刷できるワークシートまで、そのまま授業で使えます。
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この指導案シリーズは、この2年で延べ4,300人以上の先生を支えています。
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 笑う側と笑われる側をくらべてみる
- 決めるのは、される側の心
- 「いじめはだめ」で終わらせない
『いじりといじめ』のよくある質問
Q. 『いじりといじめ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『いじりといじめ』のあらすじは?
A. ゆうきは、お母さんの「いじめじゃないの」という言葉が気になっていました。授業でまちがえたまさるくんをみんなが笑い、本人もいっしょに笑います。みかさんが「気になる」と言い、ゆうきが見ると、まさるくんはもう笑っていませんでした。
Q. 『いじりといじめ』の授業のねらいは?
A. いっしょに笑っていればいじりという考えから、決めるのはされる側の心という考えへ深めることです。授業の前は「本人も笑っているからいじり」という見方です。授業の後は、笑われている人の立場に本当に立って考えることが公正・公平だと気づけることがゴールです。
Q. 『いじりといじめ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「笑う側と笑われる側、見えているものはちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「いじめはだめ」の確認で終わりがちです。笑う側と笑われる側をくらべると、まさるくんの笑いの意味が見え、自分で使える「ものさし」に近づきます。
Q. 『いじりといじめ』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












