真理の探究の授業が「あきらめない心」の話になってしまう、となやんでいませんか。この記事では、よくある失敗をさけて、答えのないものを追い求める心に迫る授業の流れとゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『スカイツリーにかけた夢』(中学2年・道徳/真理の探求、創造)
- あらすじ:設計士の吉野さんは、世界一高いタワー・東京スカイツリーの設計に挑みます。高さ634メートルなのに、敷地の一辺は東京タワーより狭いという前例のない難題でした。吉野さんは設計チームと議論を重ね、答えのないものを追い求めます。
- ねらい:新しいものを作る=あきらめない心 → 答えのないものを追い求める心。自分で方法を考え試し続けることが、新しいものを生み出す
- おすすめの発問:吉野さんを動かしたのは、根気だけだったのだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
スカイツリーにかけた夢のあらすじ(どんなお話?)

設計士の吉野さんは、世界一高いタワー・東京スカイツリーの設計に挑みます。高さ634メートルなのに、敷地の一辺は東京タワーより狭いという前例のない難題でした。吉野さんは設計チームと議論を重ね、答えのないものを追い求めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「大切なのはあきらめない心」という考えです。授業の後は、答えのないものに対して自分で方法を考え、試し続ける「研究」の心が新しいものを生み出すと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

よくある失敗は、「あきらめない心」の話に流れることです。根気だけではない心を問うと、答えのないものを追い求める探究の心に、生徒の目が向きはじめます。
4コマで見る「学級旗づくり」

見本や正解がないと、前と同じものや人のまねで済ませたくなります。自分たちで方法を考えて試すと、それは「研究」になります。教材の考え方を学級旗づくりに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探求、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「スカイツリーにかけた夢」【真理の探求、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「あきらめない心」に流さない
- 勉強は答えのあるもの、研究は答えのないもの
- 答えのないものを追い求める心
『スカイツリーにかけた夢』のよくある質問
Q. 『スカイツリーにかけた夢』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探求、創造」です。
Q. 『スカイツリーにかけた夢』のあらすじは?
A. 設計士の吉野さんは、世界一高いタワー・東京スカイツリーの設計に挑みます。高さ634メートルなのに、敷地の一辺は東京タワーより狭いという前例のない難題でした。吉野さんは設計チームと議論を重ね、答えのないものを追い求めます。
Q. 『スカイツリーにかけた夢』の授業のねらいは?
A. 新しいものを作る=あきらめない心という考えから、答えのないものを追い求める心という考えへ深めることです。授業の前は「大切なのはあきらめない心」という考えです。授業の後は、答えのないものに対して自分で方法を考え、試し続ける「研究」の心が新しいものを生み出すと気づくことがゴールです。
Q. 『スカイツリーにかけた夢』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「吉野さんを動かしたのは、根気だけだったのだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。よくある失敗は、「あきらめない心」の話に流れることです。根気だけではない心を問うと、答えのないものを追い求める探究の心に、生徒の目が向きはじめます。
Q. 『スカイツリーにかけた夢』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探求、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












