真理の探究の授業が「あきらめない心」の話にずれてしまう、となやんでいませんか。この記事では『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』を題名やことばを読み解く切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』(中学3年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:松原仁さんは、子どものころ見たロボットアニメへの憧れを出発点に、コンピューター将棋や、コンピューターに小説を書かせる研究に取り組んできました。人間のような知能をつくる研究は、人間とは何かを知ろうとする試みでもあります。
- ねらい:研究=大人がする特別なこと → 研究は答えのないものを追う心。知りたいと思ったことを考え、調べ、試す心が新しいものを生む
- おすすめの発問:人工知能の研究が、なぜ「人間探究」なのか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究のあらすじ(どんなお話?)

松原仁さんは、子どものころ見たロボットアニメへの憧れを出発点に、コンピューター将棋や、コンピューターに小説を書かせる研究に取り組んできました。人間のような知能をつくる研究は、人間とは何かを知ろうとする試みでもあります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「研究は大人がする特別なこと」という見方です。授業の後は、答えのないものを知りたいと思い、考え、調べ、試そうとする心が、真理の探究と新しいものを生む力になると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「あきらめない心」の話にずれがちです。題名の「人間探究」から問うと、知能をつくろうとすることが人間を知ろうとする営みだと見え、探究を支える心に迫れます。
4コマで見る「ふしぎの研究」

答えのある勉強だけをしていると、「なぜ?」と思う気持ちが眠ってしまいます。自分で問いを立て、試してみると、それはもう研究です。お話の考え方を、教室の身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名「人間探究」の意味から考える
- 研究は、答えのないものを追う営み
- 知りたい心が、新しいものを生む
『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』のよくある質問
Q. 『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』のあらすじは?
A. 松原仁さんは、子どものころ見たロボットアニメへの憧れを出発点に、コンピューター将棋や、コンピューターに小説を書かせる研究に取り組んできました。人間のような知能をつくる研究は、人間とは何かを知ろうとする試みでもあります。
Q. 『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』の授業のねらいは?
A. 研究=大人がする特別なことという考えから、研究は答えのないものを追う心という考えへ深めることです。授業の前は「研究は大人がする特別なこと」という見方です。授業の後は、答えのないものを知りたいと思い、考え、調べ、試そうとする心が、真理の探究と新しいものを生む力になると気づけることがゴールです。
Q. 『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「人工知能の研究が、なぜ「人間探究」なのか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「あきらめない心」の話にずれがちです。題名の「人間探究」から問うと、知能をつくろうとすることが人間を知ろうとする営みだと見え、探究を支える心に迫れます。
Q. 『鉄腕アトムをつくりたい 人工知能研究は人間探究』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












