節度・節制の授業が「夜ふかしはだめ」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、題名の「資格」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『山に来る資格がない』(中学1年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:登山の前の夜、5人は準備をきちんとそろえていました。早く寝て備えるべきだと分かっていたのに、トランプをしたい気持ちに流されて夜ふかしをしてしまいます。題名の「山に来る資格がない」が、5人に足りなかったものを問いかけます。
- ねらい:節制=ルールを知ること → ルールを守ろうとする心をもち続ける。ルールを知っていることと、守ろうとする心をもち続けることは別
- おすすめの発問:題名の「資格」は、準備のことだけだろうか?
- 板書:左「足りなかったものは」・中央「節度⇔節制」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
山に来る資格がないのあらすじ(どんなお話?)

登山の前の夜、5人は準備をきちんとそろえていました。早く寝て備えるべきだと分かっていたのに、トランプをしたい気持ちに流されて夜ふかしをしてしまいます。題名の「山に来る資格がない」が、5人に足りなかったものを問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「早く寝るのがルール」と、きまりを知ることで止まりがちです。授業の後は、知っていることと守ろうとする心をもち続けることは別だ、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「夜ふかしはだめ」で終わりがちです。題名の「資格」に目を向けると、準備やルールだけでなく、守ろうとする心が必要なことに、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「修学旅行の夜」

準備は完ぺきでも、楽しいときほど心はゆるみやすいものです。ルールを知っていることと守ろうとする心は別だと気づくと、自分で区切りをつけられます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に中心発問、中央に節度(ルールを知っている)と節制(守ろうとする心)の対比、右に価値をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「山に来る資格がない」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「資格」がお話を読むカギになる
- ルールを知ることと守る心は別
- どんなとき心がゆるむかを本音で話す
『山に来る資格がない』のよくある質問
Q. 『山に来る資格がない』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『山に来る資格がない』のあらすじは?
A. 登山の前の夜、5人は準備をきちんとそろえていました。早く寝て備えるべきだと分かっていたのに、トランプをしたい気持ちに流されて夜ふかしをしてしまいます。題名の「山に来る資格がない」が、5人に足りなかったものを問いかけます。
Q. 『山に来る資格がない』の授業のねらいは?
A. 節制=ルールを知ることという考えから、ルールを守ろうとする心をもち続けるという考えへ深めることです。授業の前は「早く寝るのがルール」と、きまりを知ることで止まりがちです。授業の後は、知っていることと守ろうとする心をもち続けることは別だ、と気づくことがゴールです。
Q. 『山に来る資格がない』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「題名の「資格」は、準備のことだけだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「夜ふかしはだめ」で終わりがちです。題名の「資格」に目を向けると、準備やルールだけでなく、守ろうとする心が必要なことに、生徒が気づきはじめます。
Q. 『山に来る資格がない』の板書計画は?
A. 板書は、左に中心発問、中央に節度(ルールを知っている)と節制(守ろうとする心)の対比、右に価値をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書はnoteで紹介しています。












