創造の授業が「才能」や「努力」の話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では『昨日より今日、今日よりも明日』を、ある出来事の前と後をくらべる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『昨日より今日、今日よりも明日』(中学3年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:フランス料理のシェフ・岸田周三さんは、修業時代、尊敬するバルボさんに魚料理を突き返されて反発します。しかしバルボさんは素材と対話するよう諭し、同じ魚から全くちがう料理を作ってみせました。この日から岸田さんの向き合い方は大きく変わります。
- ねらい:創造=才能やひらめき → 創造は満足せず問い続けること。目の前の素材をよく見て、満足せずに問い続ける心が新しいものを生む
- おすすめの発問:突き返される前と後で、岸田さんの何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
昨日より今日、今日よりも明日のあらすじ(どんなお話?)

フランス料理のシェフ・岸田周三さんは、修業時代、尊敬するバルボさんに魚料理を突き返されて反発します。しかしバルボさんは素材と対話するよう諭し、同じ魚から全くちがう料理を作ってみせました。この日から岸田さんの向き合い方は大きく変わります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前、創造は「才能」や「ひらめき」です。授業の後は、観察と対話を重ね、「これでいい」と満足せずに問い続けることが創造の正体だと、生徒が自分の言葉でつかめることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「くやしかった」「がんばった」という感想で終わりがちです。突き返される前と後の岸田さんをくらべると、料理への向き合い方そのものの変化が見え、創造の正体に近づけます。
4コマで見る「描き直し」

できあがると、「これで完成」と手を止めたくなります。もう一度よく見て問い直すと、まだよくできるところが見えてきます。お話の考え方を、美術の授業の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に創造の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「昨日より今日、今日よりも明日」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 突き返される前と後の岸田さんをくらべる
- 創造は、満足せず問い続けること
- 才能やひらめきの話で終わらせない
『昨日より今日、今日よりも明日』のよくある質問
Q. 『昨日より今日、今日よりも明日』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『昨日より今日、今日よりも明日』のあらすじは?
A. フランス料理のシェフ・岸田周三さんは、修業時代、尊敬するバルボさんに魚料理を突き返されて反発します。しかしバルボさんは素材と対話するよう諭し、同じ魚から全くちがう料理を作ってみせました。この日から岸田さんの向き合い方は大きく変わります。
Q. 『昨日より今日、今日よりも明日』の授業のねらいは?
A. 創造=才能やひらめきという考えから、創造は満足せず問い続けることという考えへ深めることです。授業の前、創造は「才能」や「ひらめき」です。授業の後は、観察と対話を重ね、「これでいい」と満足せずに問い続けることが創造の正体だと、生徒が自分の言葉でつかめることがゴールです。
Q. 『昨日より今日、今日よりも明日』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「突き返される前と後で、岸田さんの何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「くやしかった」「がんばった」という感想で終わりがちです。突き返される前と後の岸田さんをくらべると、料理への向き合い方そのものの変化が見え、創造の正体に近づけます。
Q. 『昨日より今日、今日よりも明日』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に創造の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












