きまりの授業が「きまりだから守る」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「作ひんのかち」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『作ひんのかち』(小学3年・道徳/規則の尊重)
- あらすじ:ちよちゃんは、たのまれて友達に絵をかいてわたします。一か月後、おえかきてんで銀賞にえらばれたウッカリちゃんの絵は、その絵とそっくりでした。「すてきな絵だったから、まねた」と話すウッカリちゃんの前で、ちよちゃんは大なきしてしまいます。
- ねらい:もらった絵ならまねしていい → きまりは 作った人の思いを守るため。作品には、かいた人の工夫や時間、「大すき」がこめられている
- おすすめの発問:ちよちゃんの絵の「かち」は、どこにあるのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
作ひんのかちのあらすじ(どんなお話?)

ちよちゃんは、たのまれて友達に絵をかいてわたします。一か月後、おえかきてんで銀賞にえらばれたウッカリちゃんの絵は、その絵とそっくりでした。「すてきな絵だったから、まねた」と話すウッカリちゃんの前で、ちよちゃんは大なきしてしまいます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、もらった絵だからいいでしょ、と考える子もいます。授業の後は、作品にはかいた人の思いがこめられていて、きまりはその思いを守るためにあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、二人の気持ちを並べて終わりがちです。題名の「かち」が絵のどこにあるかを考えると、きまりが人の思いを守っていることを子どもが考えはじめます。
4コマで見る「だれの作品?」

すてきだと思うとまねしたくなるのは、悪いことではありません。けれど、作った人の思いを考えると、まねにもきまりがあると気づく場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にきまりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『作ひんのかち』【規則の尊重】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「かち」がお話を読むカギになる
- きまりは、作った人の思いを守るためにある
- 場面発問より、題名から全体を問う
『作ひんのかち』のよくある質問
Q. 『作ひんのかち』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「規則の尊重」です。
Q. 『作ひんのかち』のあらすじは?
A. ちよちゃんは、たのまれて友達に絵をかいてわたします。一か月後、おえかきてんで銀賞にえらばれたウッカリちゃんの絵は、その絵とそっくりでした。「すてきな絵だったから、まねた」と話すウッカリちゃんの前で、ちよちゃんは大なきしてしまいます。
Q. 『作ひんのかち』の授業のねらいは?
A. もらった絵ならまねしていいという考えから、きまりは 作った人の思いを守るためという考えへ深めることです。授業の前は、もらった絵だからいいでしょ、と考える子もいます。授業の後は、作品にはかいた人の思いがこめられていて、きまりはその思いを守るためにあると気づくことがゴールです。
Q. 『作ひんのかち』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ちよちゃんの絵の「かち」は、どこにあるのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、二人の気持ちを並べて終わりがちです。題名の「かち」が絵のどこにあるかを考えると、きまりが人の思いを守っていることを子どもが考えはじめます。
Q. 『作ひんのかち』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にきまりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












