感謝の授業が「ありがとうを言いましょう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、王様の「かんたんではない」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『王様のサンドイッチ』(小学3年・道徳/感謝)
- あらすじ:毎日サンドイッチで元気を出す王様は、二度と同じものを出すなと命じます。工夫に苦しむ料理長は、王様を台所へ案内します。大勢の人が働く姿を見た王様は、かんたんだけどかんたんではないとつぶやきました。
- ねらい:感謝=ありがとうと言うこと → 当たり前の向こうの人の思いに気づく。一つの食べ物に重なる多くの人の思いを想像すると、大切にしたくなる
- おすすめの発問:「かんたんではない」とは、何に気づいたことば?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
王様のサンドイッチのあらすじ(どんなお話?)

毎日サンドイッチで元気を出す王様は、二度と同じものを出すなと命じます。工夫に苦しむ料理長は、王様を台所へ案内します。大勢の人が働く姿を見た王様は、かんたんだけどかんたんではないとつぶやきました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、感謝を「ありがとうと言うこと」と考えがちです。授業の後は、当たり前の向こうにいる人の思いを想像し、自然と大切にしたくなる心に気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちのことばを並べて終わりがちです。王様の「かんたんではない」に目を向けると、サンドイッチの向こうにいるたくさんの人と、その思いを子どもが想像しはじめます。
4コマで見る「給食の時間」

毎日出てくるものは、つい当たり前に感じます。作る人の思いを想像すると、食べ方が自然に変わります。王様の「かんたんではない」という気づきを、給食の時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『王様のサンドイッチ』【感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 王様の「かんたんではない」がお話のカギ
- 感謝は、当たり前の向こうの思いへの気づき
- 言わせる感謝でなく、心の動きを問う
『王様のサンドイッチ』のよくある質問
Q. 『王様のサンドイッチ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「感謝」です。
Q. 『王様のサンドイッチ』のあらすじは?
A. 毎日サンドイッチで元気を出す王様は、二度と同じものを出すなと命じます。工夫に苦しむ料理長は、王様を台所へ案内します。大勢の人が働く姿を見た王様は、かんたんだけどかんたんではないとつぶやきました。
Q. 『王様のサンドイッチ』の授業のねらいは?
A. 感謝=ありがとうと言うことという考えから、当たり前の向こうの人の思いに気づくという考えへ深めることです。授業の前は、感謝を「ありがとうと言うこと」と考えがちです。授業の後は、当たり前の向こうにいる人の思いを想像し、自然と大切にしたくなる心に気づくことがゴールです。
Q. 『王様のサンドイッチ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「かんたんではない」とは、何に気づいたことば?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちのことばを並べて終わりがちです。王様の「かんたんではない」に目を向けると、サンドイッチの向こうにいるたくさんの人と、その思いを子どもが想像しはじめます。
Q. 『王様のサンドイッチ』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












