「嵐のあとに」が「助け合いは大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし言葉で励ましていたら」と考えながら、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『嵐のあとに』(中学2年・道徳/友情、信頼)
- あらすじ:漁師町で育った幼なじみの勇太と明夫。嵐で被害を受けた明夫の家を、勇太は黙々と手伝い続けます。助けられるばかりの明夫は素直になれず、強い言葉をぶつけてしまいます。二人は嵐の漁をくぐり抜け、浜辺で本音を語り合い、手を握り合います。
- ねらい:友情=困ったら助けること → 信頼は弱さごと受け入れ合う関係。助ける側と助けられる側の上下ではなく、対等な関係の中で信頼は育つ
- おすすめの発問:もし勇太が言葉で励まし続けていたら?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
嵐のあとにのあらすじ(どんなお話?)

漁師町で育った幼なじみの勇太と明夫。嵐で被害を受けた明夫の家を、勇太は黙々と手伝い続けます。助けられるばかりの明夫は素直になれず、強い言葉をぶつけてしまいます。二人は嵐の漁をくぐり抜け、浜辺で本音を語り合い、手を握り合います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、助けてもらったら「感謝すべき」と考えがちです。授業の後は、助けられる側の負い目にも目を向け、弱さごと受け入れ合う対等な関係の中に信頼が育つと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、二人の気持ちをなぞって終わりがちです。「もし言葉で励ましていたら」と考えると、黙って通い続けた勇太の誠実さと、明夫の負い目の両方に目が向きます。
4コマで見る「ノートの貸し借り」

助けてもらうばかりだと、うれしい反面、気が重くなることがあります。お互いに弱さを見せ合うことで、対等な関係に変わる場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に勇太と明夫の心のズレ、中央に明夫が手を握り返せた理由の話し合い、右に対等な信頼としての友情のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「嵐のあとに」【友情、信頼】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 助けられる側の負い目に目を向ける
- 「もし」で、黙って通う勇太の誠実さを問う
- 信頼は、弱さごと受け入れ合う対等な関係に
『嵐のあとに』のよくある質問
Q. 『嵐のあとに』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「友情、信頼」です。
Q. 『嵐のあとに』のあらすじは?
A. 漁師町で育った幼なじみの勇太と明夫。嵐で被害を受けた明夫の家を、勇太は黙々と手伝い続けます。助けられるばかりの明夫は素直になれず、強い言葉をぶつけてしまいます。二人は嵐の漁をくぐり抜け、浜辺で本音を語り合い、手を握り合います。
Q. 『嵐のあとに』の授業のねらいは?
A. 友情=困ったら助けることという考えから、信頼は弱さごと受け入れ合う関係という考えへ深めることです。授業の前は、助けてもらったら「感謝すべき」と考えがちです。授業の後は、助けられる側の負い目にも目を向け、弱さごと受け入れ合う対等な関係の中に信頼が育つと気づくことがゴールです。
Q. 『嵐のあとに』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし勇太が言葉で励まし続けていたら?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、二人の気持ちをなぞって終わりがちです。「もし言葉で励ましていたら」と考えると、黙って通い続けた勇太の誠実さと、明夫の負い目の両方に目が向きます。
Q. 『嵐のあとに』の板書計画は?
A. 板書は、左に勇太と明夫の心のズレ、中央に明夫が手を握り返せた理由の話し合い、右に対等な信頼としての友情のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。












