偉人の授業が「ヘレンはすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、ヘレンを支えたサリバン先生に目を向ける切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ヘレン・ケラー物語』(小学4年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:見る力と聞く力を失ったヘレンは、思いを伝えられず怒りをぶつけていました。家庭教師のサリバン先生が井戸の水にふれさせて手に文字をつづると、ヘレンは言葉を知ります。大学を卒業したヘレンは、しょう害のある人のために世界中でよびかけ続けました。
- ねらい:しょう害=かわいそうなこと → だれもが分けへだてなく生きられる社会へ。幸せはしょう害の有無ではなく、その人の考え方や生き方による
- おすすめの発問:サリバン先生との出会いは、ヘレンの願いにどうつながる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ヘレン・ケラー物語のあらすじ(どんなお話?)

見る力と聞く力を失ったヘレンは、思いを伝えられず怒りをぶつけていました。家庭教師のサリバン先生が井戸の水にふれさせて手に文字をつづると、ヘレンは言葉を知ります。大学を卒業したヘレンは、しょう害のある人のために世界中でよびかけ続けました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「しょう害があるとかわいそう」という見方です。授業の後は、だれもが分けへだてなく生きられる社会をつくることの大切さに気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

ヘレンだけを見ると、困難を乗りこえた「すごい人」の話になりがちです。サリバン先生に目を向けると、支えがあれば道がひらけることと、ヘレンのよびかけがつながって見えてきます。
4コマで見る「係の仕事」

「やらなくていいよ」は、やさしさのつもりでも相手の出番をうばうことがあります。ヘレンのよびかけの考え方を、骨折した友だちと係の仕事の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に「公正、公平、社会正義」をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『ヘレン・ケラー物語』【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- ヘレンを支えたサリバン先生に目を向ける
- だれもが分けへだてなく生きられる社会へ
- 「ヘレンはすごい」で終わらせない
『ヘレン・ケラー物語』のよくある質問
Q. 『ヘレン・ケラー物語』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『ヘレン・ケラー物語』のあらすじは?
A. 見る力と聞く力を失ったヘレンは、思いを伝えられず怒りをぶつけていました。家庭教師のサリバン先生が井戸の水にふれさせて手に文字をつづると、ヘレンは言葉を知ります。大学を卒業したヘレンは、しょう害のある人のために世界中でよびかけ続けました。
Q. 『ヘレン・ケラー物語』の授業のねらいは?
A. しょう害=かわいそうなことという考えから、だれもが分けへだてなく生きられる社会へという考えへ深めることです。授業の前は「しょう害があるとかわいそう」という見方です。授業の後は、だれもが分けへだてなく生きられる社会をつくることの大切さに気づけることがゴールです。
Q. 『ヘレン・ケラー物語』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「サリバン先生との出会いは、ヘレンの願いにどうつながる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。ヘレンだけを見ると、困難を乗りこえた「すごい人」の話になりがちです。サリバン先生に目を向けると、支えがあれば道がひらけることと、ヘレンのよびかけがつながって見えてきます。
Q. 『ヘレン・ケラー物語』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に「公正、公平、社会正義」をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












