個性の授業が「短所も大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、花の種をまいた水くみ人に目を向ける切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ひび割れ壺』(中学3年・道徳/向上心、個性の伸長)
- あらすじ:インドの水くみ人は、完璧な壺とひび割れた壺を天秤棒に下げて水を運んでいます。ひび割れ壺は二年間自分を恥じ、ある日水くみ人に打ち明けます。水くみ人が指さした道端には、こぼれる水で育った花が咲いていました。
- ねらい:個性=よいところのこと → 欠点と個性は同じものの裏表。あるがままの自分が、別の形で世界を豊かにしている
- おすすめの発問:水くみ人は、なぜひびを直さず種をまいたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ひび割れ壺のあらすじ(どんなお話?)

インドの水くみ人は、完璧な壺とひび割れた壺を天秤棒に下げて水を運んでいます。ひび割れ壺は二年間自分を恥じ、ある日水くみ人に打ち明けます。水くみ人が指さした道端には、こぼれる水で育った花が咲いていました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、短所を「直すべき欠点」と考えがちです。授業の後は、欠点と個性は裏表で、あるがままの自分を受けとめてよさを伸ばせると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

壺の気持ちだけを場面ごとに聞くと、「役に立ってよかった」で終わりがちです。種をまいた水くみ人の眼差しに目を向けると、特徴を欠陥でなく生かす見方が見えてきます。
4コマで見る「のんびり屋」

自分の欠点ばかりが目につくと、自分を責めてしまいます。だれかがその特徴を生かす場を見つけてくれると、見え方が変わります。水くみ人の眼差しを、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「ひび割れ壺」【向上心、個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 種をまいた水くみ人に目を向けて読む
- 欠点と個性は、同じものの裏表
- あるがままの自分が、別の形で役に立つ
『ひび割れ壺』のよくある質問
Q. 『ひび割れ壺』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「向上心、個性の伸長」です。
Q. 『ひび割れ壺』のあらすじは?
A. インドの水くみ人は、完璧な壺とひび割れた壺を天秤棒に下げて水を運んでいます。ひび割れ壺は二年間自分を恥じ、ある日水くみ人に打ち明けます。水くみ人が指さした道端には、こぼれる水で育った花が咲いていました。
Q. 『ひび割れ壺』の授業のねらいは?
A. 個性=よいところのことという考えから、欠点と個性は同じものの裏表という考えへ深めることです。授業の前は、短所を「直すべき欠点」と考えがちです。授業の後は、欠点と個性は裏表で、あるがままの自分を受けとめてよさを伸ばせると気づくことがゴールです。
Q. 『ひび割れ壺』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「水くみ人は、なぜひびを直さず種をまいたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。壺の気持ちだけを場面ごとに聞くと、「役に立ってよかった」で終わりがちです。種をまいた水くみ人の眼差しに目を向けると、特徴を欠陥でなく生かす見方が見えてきます。
Q. 『ひび割れ壺』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












