「旗」の授業が「クラスのみんなはやさしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな「旗を掲げていた商店の息子」に光を当てて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『旗』(中学2年・道徳/思いやり、感謝)
- あらすじ:事故で入院し、引っ越したばかりで友だちもいない少女は、窓の外のレモン色の旗を眺めるのが日課でした。級友からクラス旗づくりを聞き、自分の布を託します。退院の朝、そこには自分の布が真ん中に入ったクラス旗がひるがえっていました。
- ねらい:思いやり=目の前でする親切 → 思いやりは毎日を静かに支える。見返りを求めない善意に気づいたとき、感謝が自然にあふれる
- おすすめの発問:旗を掲げていた少年は何を思っていただろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
旗のあらすじ(どんなお話?)

事故で入院し、引っ越したばかりで友だちもいない少女は、窓の外のレモン色の旗を眺めるのが日課でした。級友からクラス旗づくりを聞き、自分の布を託します。退院の朝、そこには自分の布が真ん中に入ったクラス旗がひるがえっていました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、思いやりを「面と向かってする親切」と考えがちです。授業の後は、相手を想像した静かな行動も思いやりであり、それに気づいたときに感謝が生まれると実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

少女の気持ちだけを場面ごとに追うと、「うれしい」で終わりがちです。旗を掲げ続けていた少年に目を向けて問うと、見返りのない思いやりと、それを受け取る感謝のつながりが見えてきます。
4コマで見る「見えない支え」

目立つ言葉より、そっと机を寄せる行動のほうが届くこともあります。旗を掲げた少年のような「見えない支え」に目を向けると、思いやりと感謝がつながって見えてきます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に今の思いやりのイメージ、中央に中心発問で考えたみんなの思い、右に思いやりと感謝のつながりを置く3つのエリアで組み立てます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「旗」【思いやり、感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「みんなやさしい」で終わらせない
- 旗を掲げた少年の思いを想像する
- 静かな支えに気づくと感謝が生まれる
『旗』のよくある質問
Q. 『旗』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「思いやり、感謝」です。
Q. 『旗』のあらすじは?
A. 事故で入院し、引っ越したばかりで友だちもいない少女は、窓の外のレモン色の旗を眺めるのが日課でした。級友からクラス旗づくりを聞き、自分の布を託します。退院の朝、そこには自分の布が真ん中に入ったクラス旗がひるがえっていました。
Q. 『旗』の授業のねらいは?
A. 思いやり=目の前でする親切という考えから、思いやりは毎日を静かに支えるという考えへ深めることです。授業の前は、思いやりを「面と向かってする親切」と考えがちです。授業の後は、相手を想像した静かな行動も思いやりであり、それに気づいたときに感謝が生まれると実感することがゴールです。
Q. 『旗』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「旗を掲げていた少年は何を思っていただろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。少女の気持ちだけを場面ごとに追うと、「うれしい」で終わりがちです。旗を掲げ続けていた少年に目を向けて問うと、見返りのない思いやりと、それを受け取る感謝のつながりが見えてきます。
Q. 『旗』の板書計画は?
A. 板書は、左に今の思いやりのイメージ、中央に中心発問で考えたみんなの思い、右に思いやりと感謝のつながりを置く3つのエリアで組み立てます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。












