きまりの授業が「写真を勝手に使ってはいけません」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、アイコンと図書館の二つの場面をくらべて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ゆかりのアイコン』(小学5年・道徳/規則の尊重)
- あらすじ:ゆかりは、まなと写った写真をスマホのアイコンにして、まなを怒らせます。家の人は、表現の自由と肖像権のどちらも大切だと話し、図書館できまりどおり五さつ借りたことにもふれます。ゆかりは、自分の権利だけ考えてはいけないと気づきます。
- ねらい:きまりを守ればそれでいい → 権利は おたがいに大切にし合うもの。自分の権利を使うとき、相手の権利も考えるのがきまりを生かす心
- おすすめの発問:アイコンと図書館、二つの場面の共通点は?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ゆかりのアイコンのあらすじ(どんなお話?)

ゆかりは、まなと写った写真をスマホのアイコンにして、まなを怒らせます。家の人は、表現の自由と肖像権のどちらも大切だと話し、図書館できまりどおり五さつ借りたことにもふれます。ゆかりは、自分の権利だけ考えてはいけないと気づきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「きまりを破らなければそれでいい」という見方です。授業の後は、きまりや権利は、おたがいの権利を大切にし合うためにあると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、SNSの注意で終わりがちです。きまりを破っていない図書館の場面とくらべると、権利はおたがいのためにあることを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「ボールの権利」

早い者勝ちのきまりを守っていても、いつも同じ人だけが使えるとしたらどうでしょう。きまりの中にも、相手の権利を考える心が必要です。そんな場面を、休み時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にきまりと権利の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『ゆかりのアイコン』【規則の尊重】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 二つの場面をくらべると、きまりの意味が見える
- 権利は、おたがいに大切にし合うもの
- 場面発問より、くらべて全体を問う
『ゆかりのアイコン』のよくある質問
Q. 『ゆかりのアイコン』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「規則の尊重」です。
Q. 『ゆかりのアイコン』のあらすじは?
A. ゆかりは、まなと写った写真をスマホのアイコンにして、まなを怒らせます。家の人は、表現の自由と肖像権のどちらも大切だと話し、図書館できまりどおり五さつ借りたことにもふれます。ゆかりは、自分の権利だけ考えてはいけないと気づきます。
Q. 『ゆかりのアイコン』の授業のねらいは?
A. きまりを守ればそれでいいという考えから、権利は おたがいに大切にし合うものという考えへ深めることです。授業の前は「きまりを破らなければそれでいい」という見方です。授業の後は、きまりや権利は、おたがいの権利を大切にし合うためにあると気づくのがゴールです。
Q. 『ゆかりのアイコン』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「アイコンと図書館、二つの場面の共通点は?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、SNSの注意で終わりがちです。きまりを破っていない図書館の場面とくらべると、権利はおたがいのためにあることを、子どもが考えはじめます。
Q. 『ゆかりのアイコン』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にきまりと権利の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












