生命の尊さの授業が「お母さんに感謝しよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、手紙の前半と最後で佐江子さんの心がどう変わったかに注目して、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『お母さんへの手紙』(小学5年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:重いしんぞう病をもち、のちに亡くなった佐江子さんが、手術の三日前にお母さんへ書いた手紙です。遠足でおぶってくれたことなど、お母さんの支えをふり返ります。最後は、お母さんも同じつらさを味わっていると気づき、「手術がんばろうね」と結びます。
- ねらい:命=自分一人のもの → 命は支え、支えられてかがやいている。支えられる側から、支え合う関係へ。命は多くの人とつながっている
- おすすめの発問:手紙の前半と最後で、佐江子さんは何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
お母さんへの手紙のあらすじ(どんなお話?)

重いしんぞう病をもち、のちに亡くなった佐江子さんが、手術の三日前にお母さんへ書いた手紙です。遠足でおぶってくれたことなど、お母さんの支えをふり返ります。最後は、お母さんも同じつらさを味わっていると気づき、「手術がんばろうね」と結びます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は自分一人のもの」という見方です。授業の後は、命が多くの人に支えられ、また自分も周りの人を支えているかけがえのないものだと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

思い出ごとに聞くと「感謝」で止まりがちです。手紙の前半と最後をくらべると、支えられる側から支え合う関係へ変わった心が見えてきます。
4コマで見る「発表会前日」

支えてくれる人も同じ気持ちだと気づき、支え合う関係に変わる流れを、ピアノ発表会の前日に置きかえました。「がんばってね」から「いっしょに」へ心が動きます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に命についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。お母さんの支えの並べ方もふくめ、くわしくはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『お母さんへの手紙』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 手紙の前半と最後をくらべる
- 命は支え合ってかがやく
- 「感謝しよう」で終わらせない
『お母さんへの手紙』のよくある質問
Q. 『お母さんへの手紙』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『お母さんへの手紙』のあらすじは?
A. 重いしんぞう病をもち、のちに亡くなった佐江子さんが、手術の三日前にお母さんへ書いた手紙です。遠足でおぶってくれたことなど、お母さんの支えをふり返ります。最後は、お母さんも同じつらさを味わっていると気づき、「手術がんばろうね」と結びます。
Q. 『お母さんへの手紙』の授業のねらいは?
A. 命=自分一人のものという考えから、命は支え、支えられてかがやいているという考えへ深めることです。授業の前は「命は自分一人のもの」という見方です。授業の後は、命が多くの人に支えられ、また自分も周りの人を支えているかけがえのないものだと気づけることがゴールです。
Q. 『お母さんへの手紙』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「手紙の前半と最後で、佐江子さんは何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。思い出ごとに聞くと「感謝」で止まりがちです。手紙の前半と最後をくらべると、支えられる側から支え合う関係へ変わった心が見えてきます。
Q. 『お母さんへの手紙』の板書計画は?
A. 板書は、左に命についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。お母さんの支えの並べ方もふくめ、くわしくはnoteで紹介しています。












