伝統の授業が「伝統は大切にしよう」の決まり文句で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「親から子へ、そして孫へと」ということばを読み解く見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『親から子へ、そして孫へと』(小学5年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:北山地区の二百年続く神楽は、受けつぐ人がいなくなっていました。健太は気乗りしないまま入会し、横笛の練習がいやになります。公民館で清三じいさんから、地区の人々が協力して神楽を続けてきた話を聞き、練習に力を入れるようになります。
- ねらい:伝統=昔からある行事 → 伝統は人から人へ手わたされるバトン。受け取るだけでなく、これから生まれる人へわたしていく
- おすすめの発問:「孫へと」の先にいるのは、だれだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
親から子へ、そして孫へとのあらすじ(どんなお話?)

北山地区の二百年続く神楽は、受けつぐ人がいなくなっていました。健太は気乗りしないまま入会し、横笛の練習がいやになります。公民館で清三じいさんから、地区の人々が協力して神楽を続けてきた話を聞き、練習に力を入れるようになります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「伝統は昔からある行事」という考えです。授業の後は、伝統をつないできた人々の思いを知り、自分もその流れの一員として受けつぎ、次へわたしていくものだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、健太の気持ちの上がり下がりを追うだけになりがちです。題名の「孫へと」の先を問うと、伝統が過去から未来へわたされるバトンで、健太もその一人だと見えてきます。
4コマで見る「町の盆おどり」

地域の行事は、やらされていると感じるとつまらないものです。つないできた人の思いにふれると、自分もその流れの一員だと感じられます。健太の神楽を、町の盆おどりに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『親から子へ、そして孫へと』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「孫へと」の先を読み解く
- 伝統は人から人へわたされるバトン
- 自分も流れの一員だと気づく
『親から子へ、そして孫へと』のよくある質問
Q. 『親から子へ、そして孫へと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『親から子へ、そして孫へと』のあらすじは?
A. 北山地区の二百年続く神楽は、受けつぐ人がいなくなっていました。健太は気乗りしないまま入会し、横笛の練習がいやになります。公民館で清三じいさんから、地区の人々が協力して神楽を続けてきた話を聞き、練習に力を入れるようになります。
Q. 『親から子へ、そして孫へと』の授業のねらいは?
A. 伝統=昔からある行事という考えから、伝統は人から人へ手わたされるバトンという考えへ深めることです。授業の前は「伝統は昔からある行事」という考えです。授業の後は、伝統をつないできた人々の思いを知り、自分もその流れの一員として受けつぎ、次へわたしていくものだと気づくことがゴールです。
Q. 『親から子へ、そして孫へと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「孫へと」の先にいるのは、だれだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、健太の気持ちの上がり下がりを追うだけになりがちです。題名の「孫へと」の先を問うと、伝統が過去から未来へわたされるバトンで、健太もその一人だと見えてきます。
Q. 『親から子へ、そして孫へと』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に伝統と文化をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












