日本とアメリカの比較が「アメリカの人はやさしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そんなよくある失敗をさけるために、「心の壁をつくったのはだれか」という視点から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ショートパンツ初体験 in アメリカ』(中学1年・道徳/相互理解、寛容)
- あらすじ:義足で生活する「私」は、日本では人目を気にして足を隠していました。大学一年の夏、アメリカで義足をファッションのように見せる人々に出会います。ショートパンツで街に出ても奇異な目で見られず、自分で築いていた心の壁を破ります。
- ねらい:人目が気になるのは周りのせい → 自分も相手もありのまま受け入れる。相手を受け入れることと、ありのままの自分を認めることはつながっている
- おすすめの発問:「心の壁」をつくったのは、だれだったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ショートパンツ初体験 in アメリカのあらすじ(どんなお話?)

義足で生活する「私」は、日本では人目を気にして足を隠していました。大学一年の夏、アメリカで義足をファッションのように見せる人々に出会います。ショートパンツで街に出ても奇異な目で見られず、自分で築いていた心の壁を破ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自分を隠すのは周りの目のせい」という考えです。授業の後は、いろいろな見方があると知り、相手の個性も自分自身もありのまま受け入れようと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、日本とアメリカのどちらがよいかの話になりがちです。心の壁をつくったのはだれかを問うと、自分の中の思いこみに目が向き、受け入れ合うことを自分の問題として考えられます。
4コマで見る「缶バッジ」

「変だと思われる」という壁は、アオイが自分でつくっていたものでした。ミオがありのままを見せたことで、アオイも好きなものを出せるようになります。心の壁に気づく体験を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解、寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「ショートパンツ初体験 in アメリカ」【相互理解、寛容】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「アメリカはいい」で終わらせない
- 心の壁は、自分の思いこみでもできる
- 自分も相手も、ありのまま受け入れる
『ショートパンツ初体験 in アメリカ』のよくある質問
Q. 『ショートパンツ初体験 in アメリカ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「相互理解、寛容」です。
Q. 『ショートパンツ初体験 in アメリカ』のあらすじは?
A. 義足で生活する「私」は、日本では人目を気にして足を隠していました。大学一年の夏、アメリカで義足をファッションのように見せる人々に出会います。ショートパンツで街に出ても奇異な目で見られず、自分で築いていた心の壁を破ります。
Q. 『ショートパンツ初体験 in アメリカ』の授業のねらいは?
A. 人目が気になるのは周りのせいという考えから、自分も相手もありのまま受け入れるという考えへ深めることです。授業の前は「自分を隠すのは周りの目のせい」という考えです。授業の後は、いろいろな見方があると知り、相手の個性も自分自身もありのまま受け入れようと思えることがゴールです。
Q. 『ショートパンツ初体験 in アメリカ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「心の壁」をつくったのは、だれだったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、日本とアメリカのどちらがよいかの話になりがちです。心の壁をつくったのはだれかを問うと、自分の中の思いこみに目が向き、受け入れ合うことを自分の問題として考えられます。
Q. 『ショートパンツ初体験 in アメリカ』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解、寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












