勤労の授業が「働くのは大変」「えらいね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな聞き手の莉子に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『専門家であること』(中学3年・道徳/勤労)
- あらすじ:「家族が考える働きがい」を調べる宿題に気が進まない莉子は、看護師の父に話を聞きます。父は、医者は治す専門家、看護師は生活を看る専門家だと語ります。役割のちがう専門家が意見をぶつけ合う話に、莉子は気づいていきます。
- ねらい:働く=指示された仕事をする → 働くとは自分の専門性を差し出すこと。一人一人が持ち場から声を上げることが、みんなで社会を支えること
- おすすめの発問:気が進まなかった莉子は、何に気づいたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
専門家であることのあらすじ(どんなお話?)

「家族が考える働きがい」を調べる宿題に気が進まない莉子は、看護師の父に話を聞きます。父は、医者は治す専門家、看護師は生活を看る専門家だと語ります。役割のちがう専門家が意見をぶつけ合う話に、莉子は気づいていきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「働く=言われたことをこなす」という受け身の見方です。授業の後は、自分の役割を果たし専門性を発揮することが社会を支えると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、看護師の仕事への感心で終わりがちです。聞き手の莉子の変化に目を向けると、生徒は莉子と同じ立場で話を聞き直し、受け身ではない働き方の意味を考えはじめます。
4コマで見る「文化祭の班」

言われた通りに動くだけでは、自分の力は出しきれません。それぞれが気づいたことや得意を出し合うと、協力が協働に変わります。莉子の気づきを、文化祭の準備の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「専門家であること」【勤労】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 聞き手の莉子の変化に目を向けて読む
- 働くとは、自分の専門性を差し出すこと
- 持ち場から声を上げることが社会を支える
『専門家であること』のよくある質問
Q. 『専門家であること』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「勤労」です。
Q. 『専門家であること』のあらすじは?
A. 「家族が考える働きがい」を調べる宿題に気が進まない莉子は、看護師の父に話を聞きます。父は、医者は治す専門家、看護師は生活を看る専門家だと語ります。役割のちがう専門家が意見をぶつけ合う話に、莉子は気づいていきます。
Q. 『専門家であること』の授業のねらいは?
A. 働く=指示された仕事をするという考えから、働くとは自分の専門性を差し出すことという考えへ深めることです。授業の前は「働く=言われたことをこなす」という受け身の見方です。授業の後は、自分の役割を果たし専門性を発揮することが社会を支えると気づけることがゴールです。
Q. 『専門家であること』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「気が進まなかった莉子は、何に気づいたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、看護師の仕事への感心で終わりがちです。聞き手の莉子の変化に目を向けると、生徒は莉子と同じ立場で話を聞き直し、受け身ではない働き方の意味を考えはじめます。
Q. 『専門家であること』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












