写真資料の教材が「日本ってすごい」の感想で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そんなよくある失敗を手がかりに、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『これが日本』(小学6年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:物語ではなく、写真と短い解説で日本のよさを紹介する教材です。和食や能楽、アニメなどの「文化」、四季の「自然」、礼や道案内などの「心」が並びます。最後に、狂言師の野村萬斎さんの、日本人に日本をもっと知ってほしいという言葉が添えられています。
- ねらい:日本のよさ=自慢できるもの → よさを知りつながりを感じて受けつぐ。よく知らないままの「うぬぼれ」も「卑下」も、本当の理解ではない
- おすすめの発問:「日本は最高」だけでは何が足りないのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
これが日本のあらすじ(どんなお話?)

物語ではなく、写真と短い解説で日本のよさを紹介する教材です。和食や能楽、アニメなどの「文化」、四季の「自然」、礼や道案内などの「心」が並びます。最後に、狂言師の野村萬斎さんの、日本人に日本をもっと知ってほしいという言葉が添えられています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「日本はすごい」と自慢することが国を愛することだと考えがちです。授業の後は、よさをよく知り、自分とのつながりを感じて受けついでいこうと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

写真ごとに感想を聞くと、「すごい」「きれい」で終わりがちです。「日本は最高」だけでは何が足りないかを問うと、萬斎さんの言葉から、よく知ることの意味を子どもが考えはじめます。
4コマで見る「町のじまん」

毎日くらしている場所ほど、よさに気づきにくいものです。知らないまま自慢するのでも、知らないままにするのでもなく、まずよく知ることから始まります。萬斎さんの言葉を、町のよさ調べに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に文化・自然・心の整理と中心発問の話し合い、右に国や郷土を愛する心をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『これが日本』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 写真を見て「すごい」で終わるのは、よくある失敗
- 国を愛する心は、よく知ることから始まる
- 感想で終わらず、萬斎さんの言葉から問う
『これが日本』のよくある質問
Q. 『これが日本』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『これが日本』のあらすじは?
A. 物語ではなく、写真と短い解説で日本のよさを紹介する教材です。和食や能楽、アニメなどの「文化」、四季の「自然」、礼や道案内などの「心」が並びます。最後に、狂言師の野村萬斎さんの、日本人に日本をもっと知ってほしいという言葉が添えられています。
Q. 『これが日本』の授業のねらいは?
A. 日本のよさ=自慢できるものという考えから、よさを知りつながりを感じて受けつぐという考えへ深めることです。授業の前は「日本はすごい」と自慢することが国を愛することだと考えがちです。授業の後は、よさをよく知り、自分とのつながりを感じて受けついでいこうと思えることがゴールです。
Q. 『これが日本』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「日本は最高」だけでは何が足りないのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。写真ごとに感想を聞くと、「すごい」「きれい」で終わりがちです。「日本は最高」だけでは何が足りないかを問うと、萬斎さんの言葉から、よく知ることの意味を子どもが考えはじめます。
Q. 『これが日本』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に文化・自然・心の整理と中心発問の話し合い、右に国や郷土を愛する心をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












