伝統と文化の授業が「江戸時代はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級のくらしと江戸の知恵をつなげる切り口で、教材の流れと授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『すごい! 江戸の社会』(小学5年・道徳/伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:SDGsを学んだ「わたし」は、調べ学習で江戸のリサイクルのイラストに出会います。友達は近くの修理のお店を話し、「わたし」もくつの修理屋を思い出します。先生の話を聞き、日本のほかの文化も調べたくなります。
- ねらい:エコ=新しい技術 → 物を大切に使う知恵は昔から続いている。先人の知恵と工夫が、形を変えて今のくらしにも生きている
- おすすめの発問:教室の中にも、江戸から続く知恵はあるだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
すごい! 江戸の社会のあらすじ(どんなお話?)

SDGsを学んだ「わたし」は、調べ学習で江戸のリサイクルのイラストに出会います。友達は近くの修理のお店を話し、「わたし」もくつの修理屋を思い出します。先生の話を聞き、日本のほかの文化も調べたくなります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、エコは新しい技術でするもの、という見方です。授業の後は、物を最後まで大切に使う考え方が昔から受けつがれ、今のくらしにもつながっていると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「江戸はすごい」の感想で止まりがちです。自分たちの教室にも江戸から続く知恵があるかを問うと、伝統が昔話ではなく、今のくらしの中にあるものに変わります。
4コマで見る「落とし物箱」

物があふれていると、なくしても「新しいのを買えばいい」と思いがちです。物を最後まで使い切る工夫は、江戸から続く知恵とつながっています。学級の落とし物箱から、伝統と今をつなげました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「エコ」についての子どものいまの考え、中央に江戸のリサイクルの仕事と今の町のつながり、右に受けつがれてきた考え方のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『すごい! 江戸の社会』【伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 江戸の町には、物を直して使うしくみがあった
- その知恵は、今の町にも形を変えて残る
- 伝統は、自分たちのくらしの中にある
『すごい! 江戸の社会』のよくある質問
Q. 『すごい! 江戸の社会』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『すごい! 江戸の社会』のあらすじは?
A. SDGsを学んだ「わたし」は、調べ学習で江戸のリサイクルのイラストに出会います。友達は近くの修理のお店を話し、「わたし」もくつの修理屋を思い出します。先生の話を聞き、日本のほかの文化も調べたくなります。
Q. 『すごい! 江戸の社会』の授業のねらいは?
A. エコ=新しい技術という考えから、物を大切に使う知恵は昔から続いているという考えへ深めることです。授業の前は、エコは新しい技術でするもの、という見方です。授業の後は、物を最後まで大切に使う考え方が昔から受けつがれ、今のくらしにもつながっていると気づくのがゴールです。
Q. 『すごい! 江戸の社会』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「教室の中にも、江戸から続く知恵はあるだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「江戸はすごい」の感想で止まりがちです。自分たちの教室にも江戸から続く知恵があるかを問うと、伝統が昔話ではなく、今のくらしの中にあるものに変わります。
Q. 『すごい! 江戸の社会』の板書計画は?
A. 板書は、左に「エコ」についての子どものいまの考え、中央に江戸のリサイクルの仕事と今の町のつながり、右に受けつがれてきた考え方のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












