行事を扱う授業が「六年生に感謝しよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、自分たちの学校行事とつなげる切り口で、お話と授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ふるさと ー六年生を送る会ー』(小学5年・道徳/よりよい学校生活、集団生活の充実)
- あらすじ:六年生を送る会で、五年生は「伝統だし」という理由で「ふるさと」の合唱に決めますが、練習の声は小さいままです。「わたし」は六年生の光さんから、この歌を歌い始めた理由を聞き、みんなに伝えます。歌声は少しずつ変わっていきます。
- ねらい:伝統だから今年も同じでいい → 思いを受けついで自分たちがつくる。行事は、始めた人の思いといっしょに受けつがれてきた
- おすすめの発問:わたしたちの学校行事にもこめられた思いはある?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ふるさと ー六年生を送る会ーのあらすじ(どんなお話?)

六年生を送る会で、五年生は「伝統だし」という理由で「ふるさと」の合唱に決めますが、練習の声は小さいままです。「わたし」は六年生の光さんから、この歌を歌い始めた理由を聞き、みんなに伝えます。歌声は少しずつ変わっていきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「毎年やっているから同じでいい」という見方です。授業の後は、行事にこめられた思いを知り、受けつぐ側として自分の役割を自覚し、みんなでつくるものだと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「六年生に感謝しよう」でまとまりがちです。自分たちの学校行事にこめられた思いを問うと、行事を「こなすもの」から「受けついでつくるもの」へととらえ直しはじめます。
4コマで見る「応援合戦」

毎年の行事は、つい「去年と同じ」でこなしてしまいます。でも、始めた人の思いを知ると、同じことでも自分たちのものに変わります。「ふるさと」の合唱を、運動会の応援に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に学校の行事についての子どものいまの考え、中央に光さんが話した「ふるさと」の理由と中心発問の話し合い、右に受けつぐ役割のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『ふるさと ー六年生を送る会ー』【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 五年生は「伝統だし」で歌を決めた
- 光さんから、歌にこめられた思いを聞く
- 思いを知ると、行事は自分たちのものに
『ふるさと ー六年生を送る会ー』のよくある質問
Q. 『ふるさと ー六年生を送る会ー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「よりよい学校生活、集団生活の充実」です。
Q. 『ふるさと ー六年生を送る会ー』のあらすじは?
A. 六年生を送る会で、五年生は「伝統だし」という理由で「ふるさと」の合唱に決めますが、練習の声は小さいままです。「わたし」は六年生の光さんから、この歌を歌い始めた理由を聞き、みんなに伝えます。歌声は少しずつ変わっていきます。
Q. 『ふるさと ー六年生を送る会ー』の授業のねらいは?
A. 伝統だから今年も同じでいいという考えから、思いを受けついで自分たちがつくるという考えへ深めることです。授業の前は「毎年やっているから同じでいい」という見方です。授業の後は、行事にこめられた思いを知り、受けつぐ側として自分の役割を自覚し、みんなでつくるものだと気づくのがゴールです。
Q. 『ふるさと ー六年生を送る会ー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「わたしたちの学校行事にもこめられた思いはある?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「六年生に感謝しよう」でまとまりがちです。自分たちの学校行事にこめられた思いを問うと、行事を「こなすもの」から「受けついでつくるもの」へととらえ直しはじめます。
Q. 『ふるさと ー六年生を送る会ー』の板書計画は?
A. 板書は、左に学校の行事についての子どものいまの考え、中央に光さんが話した「ふるさと」の理由と中心発問の話し合い、右に受けつぐ役割のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












