詩の授業が「いい詩だったね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、おやつでおこっていた小さいころの「わたし」と今の「わたし」をくらべて、詩の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『わたしはひろがる』(小学5年・道徳/よりよく生きる喜び)
- あらすじ:自分が世界のすべてだった「わたし」の中へ、おやつを分け合う弟、教えあう友だち、人のしあわせに役立つ勉強の目標が、順に入ってきます。たったひとりの「わたし」のむねがひろがる喜びをうたった詩です。
- ねらい:よく生きる=自分が得をする → 喜びは 人とつながり心がひろがること。自分だけの損得をこえてつながるとき、生きる喜びが生まれる
- おすすめの発問:小さいころの「わたし」と今、何がちがうのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
わたしはひろがるのあらすじ(どんなお話?)

自分が世界のすべてだった「わたし」の中へ、おやつを分け合う弟、教えあう友だち、人のしあわせに役立つ勉強の目標が、順に入ってきます。たったひとりの「わたし」のむねがひろがる喜びをうたった詩です。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自分が得をすることがうれしい」という見方です。授業の後は、自分の損得をこえて人や社会とつながるとき、心がひろがる喜びがあると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、三つの場面の気持ちを並べて終わりがちです。前と後の「わたし」をくらべると、目に見えるものは増えないのに喜びが増えるわけを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「ひろがる絵」

自分のものをひとりじめしていたときより、分け合ったときのほうがたのしいことがあります。前と後で心がひろがる様子を、図工の時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生きる喜びをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『わたしはひろがる』【よりよく生きる喜び】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 前と後の「わたし」をくらべると詩が深まる
- 喜びは、人とつながり心がひろがること
- 場面発問より、前と後をくらべて問う
『わたしはひろがる』のよくある質問
Q. 『わたしはひろがる』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「よりよく生きる喜び」です。
Q. 『わたしはひろがる』のあらすじは?
A. 自分が世界のすべてだった「わたし」の中へ、おやつを分け合う弟、教えあう友だち、人のしあわせに役立つ勉強の目標が、順に入ってきます。たったひとりの「わたし」のむねがひろがる喜びをうたった詩です。
Q. 『わたしはひろがる』の授業のねらいは?
A. よく生きる=自分が得をするという考えから、喜びは 人とつながり心がひろがることという考えへ深めることです。授業の前は「自分が得をすることがうれしい」という見方です。授業の後は、自分の損得をこえて人や社会とつながるとき、心がひろがる喜びがあると気づくのがゴールです。
Q. 『わたしはひろがる』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「小さいころの「わたし」と今、何がちがうのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、三つの場面の気持ちを並べて終わりがちです。前と後の「わたし」をくらべると、目に見えるものは増えないのに喜びが増えるわけを、子どもが考えはじめます。
Q. 『わたしはひろがる』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生きる喜びをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












