生命の授業が「命は大切」という聞きなれた言葉で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そのよくある失敗をさけるために、命を支えた人々のつながりに注目して、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『コースチャぼうやを救え』(小学5年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:サハリンの3歳のコースチャぼうやが大やけどを負い、北海道に助けが求められます。13時間後には医師を乗せた飛行機が飛び立ち、全国から手紙や千羽ヅルが届きました。元気に帰国する日、父親は、二つのこきょうができたと語ります。
- ねらい:命は大切=聞きなれたことば → 命は 多くのつながりに支えられている。会ったことのない人の思いまでつながって、一つの命が支えられる
- おすすめの発問:手紙や千羽ヅルを送った人は、何をとどけたかったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
コースチャぼうやを救えのあらすじ(どんなお話?)

サハリンの3歳のコースチャぼうやが大やけどを負い、北海道に助けが求められます。13時間後には医師を乗せた飛行機が飛び立ち、全国から手紙や千羽ヅルが届きました。元気に帰国する日、父親は、二つのこきょうができたと語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は大切」を聞きなれた言葉として知っているだけです。授業の後は、命が家族や国をこえた多くの人とのつながりの中にあり、だからかけがえがないと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、助かってよかった、で終わりがちです。手紙や千羽ヅルを送った人に目を向けると、会ったことのない命を支えるつながりを、子どもが教材全体から考えはじめます。
4コマで見る「寄せ書き」

あまり話したことのない相手でも、一言を送ることで、その人を支える一人になれます。命は多くの人の思いに支えられています。そんなつながりを、学級の寄せ書きに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『コースチャぼうやを救え』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「命は大切」で終わる失敗をさける
- 命は、多くの人のつながりに支えられている
- 場面発問より、送った人の思いから問う
『コースチャぼうやを救え』のよくある質問
Q. 『コースチャぼうやを救え』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『コースチャぼうやを救え』のあらすじは?
A. サハリンの3歳のコースチャぼうやが大やけどを負い、北海道に助けが求められます。13時間後には医師を乗せた飛行機が飛び立ち、全国から手紙や千羽ヅルが届きました。元気に帰国する日、父親は、二つのこきょうができたと語ります。
Q. 『コースチャぼうやを救え』の授業のねらいは?
A. 命は大切=聞きなれたことばという考えから、命は 多くのつながりに支えられているという考えへ深めることです。授業の前は「命は大切」を聞きなれた言葉として知っているだけです。授業の後は、命が家族や国をこえた多くの人とのつながりの中にあり、だからかけがえがないと気づくのがゴールです。
Q. 『コースチャぼうやを救え』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「手紙や千羽ヅルを送った人は、何をとどけたかったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、助かってよかった、で終わりがちです。手紙や千羽ヅルを送った人に目を向けると、会ったことのない命を支えるつながりを、子どもが教材全体から考えはじめます。
Q. 『コースチャぼうやを救え』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の尊さをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












