スマホの授業が「何時間までならOK?」という時間の話になってしまう、という失敗はよくあります。この記事では、そのつまずきを手がかりに、教材の流れと授業のゴール、問いの立て方を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『使いすぎって、どういうこと?』(中学1年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:物語ではなく、活動中心の教材です。夜遅くのメッセージ送信や会話中の操作など、いくつかの使い方を「節度が守られていない」順に並べ替え、理由を出し合いながら、自分の端末との付き合い方を考えます。
- ねらい:節度=使う時間を決めること → 節度は何を大切にするかを選ぶこと。外から決められる線ではなく、自分の心身と生活を自分で整える
- おすすめの発問:時間の長さより大切な、使い方の「芯」とは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
使いすぎって、どういうこと?のあらすじ(どんなお話?)

物語ではなく、活動中心の教材です。夜遅くのメッセージ送信や会話中の操作など、いくつかの使い方を「節度が守られていない」順に並べ替え、理由を出し合いながら、自分の端末との付き合い方を考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「使う時間を減らせばいい」という見方です。授業の後は、節度とは外から与えられる制限ではなく、自分が何を大切にするかを選び、生活を整えることだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

時間の長さを議論すると、節度が外から決めるルールになってしまいます。その使い方が何を大切にし、何を後回しにしているかを問うと、自分の生活を見直す時間になります。
4コマで見る「夕ごはんの時間」

使う時間が短くても、大切な場面を後回しにしていることがあります。「今、何を大切にしたいか」を自分で選ぶことが、節度ある使い方の芯になります。
板書計画は3つのエリア

左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。順位づけの理由を「量」と「質」に分けて整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「使いすぎって、どういうこと?」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「何時間までOK?」の量の話にしない
- 使い方の「芯」を問う
- 節度は何を大切にするかを選ぶこと
『使いすぎって、どういうこと?』のよくある質問
Q. 『使いすぎって、どういうこと?』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『使いすぎって、どういうこと?』のあらすじは?
A. 物語ではなく、活動中心の教材です。夜遅くのメッセージ送信や会話中の操作など、いくつかの使い方を「節度が守られていない」順に並べ替え、理由を出し合いながら、自分の端末との付き合い方を考えます。
Q. 『使いすぎって、どういうこと?』の授業のねらいは?
A. 節度=使う時間を決めることという考えから、節度は何を大切にするかを選ぶことという考えへ深めることです。授業の前は「使う時間を減らせばいい」という見方です。授業の後は、節度とは外から与えられる制限ではなく、自分が何を大切にするかを選び、生活を整えることだと気づくことがゴールです。
Q. 『使いすぎって、どういうこと?』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「時間の長さより大切な、使い方の「芯」とは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。時間の長さを議論すると、節度が外から決めるルールになってしまいます。その使い方が何を大切にし、何を後回しにしているかを問うと、自分の生活を見直す時間になります。
Q. 『使いすぎって、どういうこと?』の板書計画は?
A. 左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。順位づけの理由を「量」と「質」に分けて整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












