自然愛護の授業が「里山は大切です」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、説明文のような教材でおきがちなこの失敗をさける切り口で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「里山」とともに』(小学4年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:里山には多くの生き物がバランスをとって生き、人のくらしにもめぐみをあたえてきました。人が手入れをしなくなると、林に日がささず、生き物はすみかを失います。竹田さんは、里山を「家族のようなもの」と言って守っています。
- ねらい:自然を大切に=手をつけない → 自然と心を通わせかかわり続ける。人がかかわり続けることで、自然も人のくらしもゆたかになる
- おすすめの発問:竹田さんにとって、山はなぜ「家族」なの?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「里山」とともにのあらすじ(どんなお話?)

里山には多くの生き物がバランスをとって生き、人のくらしにもめぐみをあたえてきました。人が手入れをしなくなると、林に日がささず、生き物はすみかを失います。竹田さんは、里山を「家族のようなもの」と言って守っています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然にはさわらないのがよい」という考えです。授業の後は、自然と心を通わせながらかかわり続けることも、自然を大切にすることだと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、知識の確認で終わりがちです。竹田さんの「家族」ということばに目を向けると、守る作業が義務ではなく、自然と心を通わせることだと子どもが考えはじめます。
4コマで見る「花だん」

さわらないことが、大切にすることとはかぎりません。毎日かかわるうちに、自然は「家族」のような存在になっていきます。竹田さんの里山を、学校の花だんに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『「里山」とともに』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「里山は大切」の確認で終わらせない
- 自然と心を通わせ、かかわり続ける
- 竹田さんの「家族」に目を向ける
『「里山」とともに』のよくある質問
Q. 『「里山」とともに』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『「里山」とともに』のあらすじは?
A. 里山には多くの生き物がバランスをとって生き、人のくらしにもめぐみをあたえてきました。人が手入れをしなくなると、林に日がささず、生き物はすみかを失います。竹田さんは、里山を「家族のようなもの」と言って守っています。
Q. 『「里山」とともに』の授業のねらいは?
A. 自然を大切に=手をつけないという考えから、自然と心を通わせかかわり続けるという考えへ深めることです。授業の前は「自然にはさわらないのがよい」という考えです。授業の後は、自然と心を通わせながらかかわり続けることも、自然を大切にすることだと気づけることがゴールです。
Q. 『「里山」とともに』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「竹田さんにとって、山はなぜ「家族」なの?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、知識の確認で終わりがちです。竹田さんの「家族」ということばに目を向けると、守る作業が義務ではなく、自然と心を通わせることだと子どもが考えはじめます。
Q. 『「里山」とともに』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












