ボランティアの授業が「えらいね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、はじめの「ネコの手」と最後の麻美をくらべて、お話の前と後の変化と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『うちら「ネコの手」ボランティア』(小学6年・道徳/勤労、公共の精神)
- あらすじ:震災で小学校に避難した麻美と由希は、食事を配る先生たちを見て手伝いを始めます。仕事は広がり仲間も増えますが、氷まくらを忘れて泣きたくなる日も。避難所がなくなった夏、麻美はクッキーを持ってお年寄りをたずねようと思い立ちます。
- ねらい:ボランティア=えらいこと → 人のために働くと自分も充実感を味わう。頼まれた手伝いが自分で考えた働きに変わるとき、働く充実感が生まれる
- おすすめの発問:はじめの「ネコの手」と、最後の麻美。何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
うちら「ネコの手」ボランティアのあらすじ(どんなお話?)

震災で小学校に避難した麻美と由希は、食事を配る先生たちを見て手伝いを始めます。仕事は広がり仲間も増えますが、氷まくらを忘れて泣きたくなる日も。避難所がなくなった夏、麻美はクッキーを持ってお年寄りをたずねようと思い立ちます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「ボランティアはえらいこと」「頼まれてすること」と見がちです。授業の後は、失敗や喜びを重ねて自分から人のために動く中に、働く充実感と意義があると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「うれしい」「つらい」を並べて終わりがちです。はじめの「ネコの手」と最後の麻美をくらべると、頼まれた手伝いが自分の働きに変わったわけを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「1年生のお世話」

頼まれて始めたことでも、失敗や喜びを重ねるうちに、自分から動きたくなることがあります。そこに働くことの充実感があります。お話の「ネコの手」の変化を、1年生のお世話に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に失敗と喜びの場面をくらべた話し合い、右に働くことの意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『うちら「ネコの手」ボランティア』【勤労、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- はじめと最後の「ネコの手」をくらべる
- 人のために働くと、自分も充実感を味わう
- 「えらい」で終わらず、変化のわけを問う
『うちら「ネコの手」ボランティア』のよくある質問
Q. 『うちら「ネコの手」ボランティア』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「勤労、公共の精神」です。
Q. 『うちら「ネコの手」ボランティア』のあらすじは?
A. 震災で小学校に避難した麻美と由希は、食事を配る先生たちを見て手伝いを始めます。仕事は広がり仲間も増えますが、氷まくらを忘れて泣きたくなる日も。避難所がなくなった夏、麻美はクッキーを持ってお年寄りをたずねようと思い立ちます。
Q. 『うちら「ネコの手」ボランティア』の授業のねらいは?
A. ボランティア=えらいことという考えから、人のために働くと自分も充実感を味わうという考えへ深めることです。授業の前は「ボランティアはえらいこと」「頼まれてすること」と見がちです。授業の後は、失敗や喜びを重ねて自分から人のために動く中に、働く充実感と意義があると気づけることがゴールです。
Q. 『うちら「ネコの手」ボランティア』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「はじめの「ネコの手」と、最後の麻美。何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「うれしい」「つらい」を並べて終わりがちです。はじめの「ネコの手」と最後の麻美をくらべると、頼まれた手伝いが自分の働きに変わったわけを、子どもが考えはじめます。
Q. 『うちら「ネコの手」ボランティア』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に失敗と喜びの場面をくらべた話し合い、右に働くことの意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












