強い意志の授業が「才能がある人はいいな」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、選ばれた本当の理由を知る前と後の父をくらべて、才能は作れるものだと気づく流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『父のカスタネット』(中学1年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:作曲家の父に、カナは才能があったのかと尋ねます。父は小学四年生で軍楽隊の隊長に選ばれた話をしますが、何年も後の同窓会で、選ばれたのは肺活量の多い順だったと知らされます。目の前が真っ暗になった父は、そこから猛烈に勉強を始めました。
- ねらい:才能=生まれつきあるもの → 才能は努力で作ることもできる。才能がないと知った日が、本当の努力の始まりになることもある
- おすすめの発問:真実を知る前と後で、父の努力は何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
父のカスタネットのあらすじ(どんなお話?)

作曲家の父に、カナは才能があったのかと尋ねます。父は小学四年生で軍楽隊の隊長に選ばれた話をしますが、何年も後の同窓会で、選ばれたのは肺活量の多い順だったと知らされます。目の前が真っ暗になった父は、そこから猛烈に勉強を始めました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「才能がある人だけが成功する」という見方です。授業の後は、才能は作ることもできると気づき、思いこみを乗りこえて努力し続けようと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「うれしい」「ショック」の気持ちの上下で終わりがちです。真実を知る前と後の父をくらべると、暗転が終わりではなく始まりだったことが見えてきます。
4コマで見る「選ばれた理由」

「選ばれた理由」が思っていたものとちがうと、落ちこむものです。そこから自分で力を作ろうとしたとき、本当の努力が始まります。父の前と後の姿を、体育祭のリレーに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に強い意志の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「父のカスタネット」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 真実を知る前と後の父をくらべる
- 才能は、与えられるだけでなく作れる
- 暗転を、終わりでなく始まりとして読む
『父のカスタネット』のよくある質問
Q. 『父のカスタネット』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『父のカスタネット』のあらすじは?
A. 作曲家の父に、カナは才能があったのかと尋ねます。父は小学四年生で軍楽隊の隊長に選ばれた話をしますが、何年も後の同窓会で、選ばれたのは肺活量の多い順だったと知らされます。目の前が真っ暗になった父は、そこから猛烈に勉強を始めました。
Q. 『父のカスタネット』の授業のねらいは?
A. 才能=生まれつきあるものという考えから、才能は努力で作ることもできるという考えへ深めることです。授業の前は「才能がある人だけが成功する」という見方です。授業の後は、才能は作ることもできると気づき、思いこみを乗りこえて努力し続けようと思えることがゴールです。
Q. 『父のカスタネット』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「真実を知る前と後で、父の努力は何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「うれしい」「ショック」の気持ちの上下で終わりがちです。真実を知る前と後の父をくらべると、暗転が終わりではなく始まりだったことが見えてきます。
Q. 『父のカスタネット』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に強い意志の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












