自然愛護の授業が「アザラシがかわいそう」「エコバッグを使おう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、三十年前と今の流氷をくらべる切り口で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『流氷とアザラシが伝えるもの』(小学6年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:筆者はカナダの流氷の上で、好奇心いっぱいのアザラシの赤ちゃんに夢中になります。三十年以上通う中で流氷はうすく、ばらばらになり、赤ちゃんの命がおびやかされていきます。筆者は子どもたちに、エコバッグだけで温暖化を防げるかと問いかけます。
- ねらい:自然を守る=できることを一つ → 自分の行動と社会をつなげて考える。自分の行動と社会全体をつなげ、自然を大切に思う素直な心をもつ
- おすすめの発問:三十年前と今の流氷から、筆者は何を伝えたい?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
流氷とアザラシが伝えるもののあらすじ(どんなお話?)

筆者はカナダの流氷の上で、好奇心いっぱいのアザラシの赤ちゃんに夢中になります。三十年以上通う中で流氷はうすく、ばらばらになり、赤ちゃんの命がおびやかされていきます。筆者は子どもたちに、エコバッグだけで温暖化を防げるかと問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「エコバッグを使えばいい」という、一つやれば終わりの理解です。授業の後は、自分の行動と社会全体のつながりに目を向け、自然を大切にしたいと素直に思う気持ちを自分の中に見つけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「かわいそう」の感想で止まりがちです。三十年前と今の流氷をくらべると、変化の大きさから、一人の行動だけでは足りないという筆者の思いに目が向きます。
4コマで見る「エコの発表」

一人でできることを一つやると、安心してしまいがちです。そこで「それだけで足りる?」と立ち止まると、自分の行動と社会のつながりが見えてきます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『流氷とアザラシが伝えるもの』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 三十年前と今をくらべて、変化に気づく
- 一人の行動に加え、社会全体に目を広げる
- 根っこには、自然を大切に思う素直な心
『流氷とアザラシが伝えるもの』のよくある質問
Q. 『流氷とアザラシが伝えるもの』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『流氷とアザラシが伝えるもの』のあらすじは?
A. 筆者はカナダの流氷の上で、好奇心いっぱいのアザラシの赤ちゃんに夢中になります。三十年以上通う中で流氷はうすく、ばらばらになり、赤ちゃんの命がおびやかされていきます。筆者は子どもたちに、エコバッグだけで温暖化を防げるかと問いかけます。
Q. 『流氷とアザラシが伝えるもの』の授業のねらいは?
A. 自然を守る=できることを一つという考えから、自分の行動と社会をつなげて考えるという考えへ深めることです。授業の前は「エコバッグを使えばいい」という、一つやれば終わりの理解です。授業の後は、自分の行動と社会全体のつながりに目を向け、自然を大切にしたいと素直に思う気持ちを自分の中に見つけることがゴールです。
Q. 『流氷とアザラシが伝えるもの』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「三十年前と今の流氷から、筆者は何を伝えたい?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「かわいそう」の感想で止まりがちです。三十年前と今の流氷をくらべると、変化の大きさから、一人の行動だけでは足りないという筆者の思いに目が向きます。
Q. 『流氷とアザラシが伝えるもの』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然愛護の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












