真理の探究の授業が「あきらめないのがすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、富太郎の研究を学級の係活動やクラブにつなげる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『日本植物分類学の父-牧野富太郎』(小学6年・道徳/真理の探究)
- あらすじ:体がやせていて「バッタ」とからかわれた富太郎は、それでも植物の研究に夢中でした。19歳で東京に出て道具や本を手に入れ、やがてムジナモを見つけて世界をおどろかせます。生涯で四十万点以上の標本を残しました。
- ねらい:研究=あきらめない努力 → 答えのないものを自分で追い求める心。勉強は答えのあるもの、研究は答えのないものを追い求めること
- おすすめの発問:係活動が「研究」になるのはどんなときだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
日本植物分類学の父-牧野富太郎のあらすじ(どんなお話?)

体がやせていて「バッタ」とからかわれた富太郎は、それでも植物の研究に夢中でした。19歳で東京に出て道具や本を手に入れ、やがてムジナモを見つけて世界をおどろかせます。生涯で四十万点以上の標本を残しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、研究を「あきらめずにがんばること」ととらえがちです。授業の後は、答えのないものを自分でゴールを決めて追い求めるのが研究だと気づき、係活動やクラブにも重ねられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「うれしい」「つらい」の言い合いで終わりがちです。富太郎の研究を自分たちの係活動に重ねると、答えのないものを自分で追い求める心が、ぐっと身近になります。
4コマで見る「係のけんきゅう」

決められたことをこなすだけなら「勉強」に近いかもしれません。自分で問いを立て、答えをさがし始めたとき、係活動も立派な研究になります。富太郎の探究を、教室の係に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に探究の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年「日本植物分類学の父-牧野富太郎」【真理の探究】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 勉強は答えあり、研究は答えなしを追うこと
- 「あきらめない心」だけで終わらせない
- 係活動やクラブも、自分で考えれば研究に
『日本植物分類学の父-牧野富太郎』のよくある質問
Q. 『日本植物分類学の父-牧野富太郎』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究」です。
Q. 『日本植物分類学の父-牧野富太郎』のあらすじは?
A. 体がやせていて「バッタ」とからかわれた富太郎は、それでも植物の研究に夢中でした。19歳で東京に出て道具や本を手に入れ、やがてムジナモを見つけて世界をおどろかせます。生涯で四十万点以上の標本を残しました。
Q. 『日本植物分類学の父-牧野富太郎』の授業のねらいは?
A. 研究=あきらめない努力という考えから、答えのないものを自分で追い求める心という考えへ深めることです。授業の前は、研究を「あきらめずにがんばること」ととらえがちです。授業の後は、答えのないものを自分でゴールを決めて追い求めるのが研究だと気づき、係活動やクラブにも重ねられることがゴールです。
Q. 『日本植物分類学の父-牧野富太郎』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「係活動が「研究」になるのはどんなときだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「うれしい」「つらい」の言い合いで終わりがちです。富太郎の研究を自分たちの係活動に重ねると、答えのないものを自分で追い求める心が、ぐっと身近になります。
Q. 『日本植物分類学の父-牧野富太郎』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に探究の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












