偉人の授業が「すごい人だった」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名にある「究極の理想」と「平和」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』(小学6年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:稲造は留学中、日本でどう善悪を教えるのかと問われて答えられず、ショックを受けます。考え続けて『武士道』を書き、平和の大切さを各国で語ります。日米の関係が悪化し両国から非難されても、うったえ続けました。
- ねらい:国際親善=仲よくすること → 自分の国を語り相手とわかり合う。日本人としての自覚と、他国を理解することは対立しない
- おすすめの発問:なぜ「究極の理想」は「平和」だったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―のあらすじ(どんなお話?)

稲造は留学中、日本でどう善悪を教えるのかと問われて答えられず、ショックを受けます。考え続けて『武士道』を書き、平和の大切さを各国で語ります。日米の関係が悪化し両国から非難されても、うったえ続けました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「外国の人と仲よくすればいい」という軽い理解です。授業の後は、自分の国を相手にわかる言葉で語ることと、相手を理解することがつながっていると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、くやしさや悲しさを並べて終わりがちです。題名のことばを問うと、稲造が国と国の間に立って願ったことが見えてきます。
4コマで見る「ことばの橋」

自分の国のあたりまえは、きかれて初めて説明のむずかしさに気づきます。自分の国を語れると、相手の国の話も聞きたくなる。そこに国際理解の入り口があります。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。稲造の歩みと「平和」への願いを整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 偉人の業績確認で終わらせない
- 題名の「究極の理想」「平和」から問う
- 自分の国を語ることと相手の理解をつなぐ
『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』のよくある質問
Q. 『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』のあらすじは?
A. 稲造は留学中、日本でどう善悪を教えるのかと問われて答えられず、ショックを受けます。考え続けて『武士道』を書き、平和の大切さを各国で語ります。日米の関係が悪化し両国から非難されても、うったえ続けました。
Q. 『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』の授業のねらいは?
A. 国際親善=仲よくすることという考えから、自分の国を語り相手とわかり合うという考えへ深めることです。授業の前は「外国の人と仲よくすればいい」という軽い理解です。授業の後は、自分の国を相手にわかる言葉で語ることと、相手を理解することがつながっていると気づけることがゴールです。
Q. 『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「なぜ「究極の理想」は「平和」だったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、くやしさや悲しさを並べて終わりがちです。題名のことばを問うと、稲造が国と国の間に立って願ったことが見えてきます。
Q. 『究極の理想「平和」を求めて―新渡戸稲造―』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。稲造の歩みと「平和」への願いを整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












