国際親善の授業が「助けた日本人はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし最新の機械を届けていたら」という見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『エンザロ村のかまど』(小学6年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:ケニアのエンザロ村には水道も電気もなく、よごれた水で病気になる人がたくさんいました。岸田さんは、ねんどなど現地の材料で村人が手づくりできるかまどを考えます。村人が「キシダ・ジコ」と名づけようとすると、岸田さんはえがおで断りました。
- ねらい:国際親善=何かをしてあげる → 相手と同じ目線でともに考える。相手の暮らしや思いを理解し、信頼し合う関係をつくる
- おすすめの発問:もし最新の機械を届けていたら、村はどうなった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
エンザロ村のかまどのあらすじ(どんなお話?)

ケニアのエンザロ村には水道も電気もなく、よごれた水で病気になる人がたくさんいました。岸田さんは、ねんどなど現地の材料で村人が手づくりできるかまどを考えます。村人が「キシダ・ジコ」と名づけようとすると、岸田さんはえがおで断りました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際親善を外国の人に何かをしてあげることだと考えがちです。授業の後は、相手の暮らしや思いを理解し、同じ目線でともに考えて信頼し合う関係をつくることだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、岸田さんへの感心で終わりがちです。「もし最新の機械なら」と考えると、相手の暮らしに合わせ、村の人のものとして手わたした意味に、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「1年生と遊ぶ日」

相手のためと思っても、自分のやり方をそのまま持ちこむと伝わらないことがあります。相手の声を聞き、ともに考えると信頼が生まれます。お話のかまどを、1年生との遊びに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『エンザロ村のかまど』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし最新の機械なら」と考える
- 相手の暮らしに合わせ、ともに考える
- 「日本人はすごい」で終わらせない
『エンザロ村のかまど』のよくある質問
Q. 『エンザロ村のかまど』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『エンザロ村のかまど』のあらすじは?
A. ケニアのエンザロ村には水道も電気もなく、よごれた水で病気になる人がたくさんいました。岸田さんは、ねんどなど現地の材料で村人が手づくりできるかまどを考えます。村人が「キシダ・ジコ」と名づけようとすると、岸田さんはえがおで断りました。
Q. 『エンザロ村のかまど』の授業のねらいは?
A. 国際親善=何かをしてあげるという考えから、相手と同じ目線でともに考えるという考えへ深めることです。授業の前は、国際親善を外国の人に何かをしてあげることだと考えがちです。授業の後は、相手の暮らしや思いを理解し、同じ目線でともに考えて信頼し合う関係をつくることだと気づくことがゴールです。
Q. 『エンザロ村のかまど』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし最新の機械を届けていたら、村はどうなった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、岸田さんへの感心で終わりがちです。「もし最新の機械なら」と考えると、相手の暮らしに合わせ、村の人のものとして手わたした意味に、子どもが気づきはじめます。
Q. 『エンザロ村のかまど』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












